飲食街 全国の名店ずらり 新博多駅ビル 全テナント判明 店舗構成 幅広い世代に対応
2010年12月14日 15:20
来年3月3日に開業する新博多駅ビルの専門店街「アミュプラザ博多」に入る約230店の全容が13日、分かった。飲食店ゾーンは、てんぷらの銀座天一(東京)や中華の四川飯店(同)など全国的な有名店や九州の郷土料理店など約50店舗が並び、駅ビルでは全国屈指の規模となる。
物販は、女性向けファッションだけでなく、人気アニメのオリジナルグッズを扱うポケモンセンターや大型雑貨店、大手書店、CD店タワーレコードなどが入居。複合型映画館や百貨店「博多阪急」と合わせ、駅を利用する幅広い世代の需要に応える店舗構成が特徴だ。
9―10階の飲食店ゾーンは、半数以上が九州外からの出店。1895年創業のすき焼き店人形町今半(東京)や老舗そばの永坂更科布屋太兵衛(同)、レストランひらまつ(同)が運営するフランス料理「ブラッスリー ポール・ボキューズ」、みそかつ矢場とん(愛知)、うなぎ徳(静岡)など著名店が進出する。
地元からは、もつ鍋笑楽(福岡)、ラーメンの博多一風堂(同)、馬肉料理の菅乃屋(熊本)、黒豚料理の遊食豚彩いちにいさん(鹿児島)などが九州の味を競う。
物販は、駅ビル全体で、雑貨店の品ぞろえが豊富なのが魅力の一つ。東急ハンズに加え、アミュの6、7階には無印良品やフランフランなどが出店。駅ビルらしく鉄道模型ポポンデッタも入る。
2―6階のファッションゾーンは、サマンサタバサやコレクトポイント、シップス、トゥモローランドなど、若い女性に人気のカジュアルブランドを集めた。
ポケモンセンターは全国に6店あり、九州では福岡市博多区のキャナルシティ博多の店舗が新博多駅ビルに移転する。
JR九州は、アミュプラザの年間売上高目標を300億円としている。
=2010/12/14付 西日本新聞朝刊=