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ほぼ日手帳2011
 

今日のダーリン

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・よくもわるくも、目が離せない人というのがいます。
 つい、そっちを見ちゃうんですよね。
 大声を出していたり、大きなしぐさで動いていたり、
 そういうときに見ちゃうのは当たり前ですが、
 だまっていて、じっとしていても目が行っちゃう。
 
 昨日、年末に恒例になった
 矢沢永吉の武道館コンサートをみてて、
 「そういう人がいるんだよなぁ」と思ったわけです。
 ひっきりなしに「表現」をしているんです。
 目が、口が、手が、声が、身体のぜんぶが、
 なにかを発しているんだよなぁ。
 矢沢永吉という人間が、
 生まれたときから、こうだったのか。
 それとも、だんだんと表現が積み重なっていって、
 どんどん矢沢永吉になっていったのか。
 ぼくは、後者だと思うんです。
 
 「目が離せない」と言っている、ぼくらの目が、
 矢沢永吉をつくってきたんじゃないでしょうか。
 膨大な質量の視線を、反射させるように、
 「表現」が生まれてくる。
 すると、さらに視線を集めてしまうようになる。
 これがさらなる「表現」を要求し、
 矢沢永吉はそれに応えていく‥‥。
 こういう循環が、いまの
 「表現」のかたまりのような矢沢永吉を、
 つくってきたんじゃないでしょうか。
 
 「生まれついてのヤザワなんて、いない」と、
 ぼくは言い切ってみたいです。
 「無数の視線」と、
 それに応え続ける「あの歌う人」とが、
 共作で矢沢永吉をつくってきたんだと思うのです。
 
 みなさんのおかげです、ということばは真実でしょう。
 受けとめ、期待する、みんなの目があるからこそ、
 モンスターのような表現者ができるのですから。
 次元はちがうかもしれないけれど、
 「ほぼ日」だって、そういう構造で続いてるんですよ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
目が離せないと言われる「ほぼ日」でありたいと思います。

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