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西脇病院:院内保育園、来春から開設 実施求める声強く 医師・看護師確保へ /兵庫

 ◇まずは10人程度

 西脇市立西脇病院は来年4月、子育て中の医師や看護師が安心して働けるよう、「院内保育園」を開設する。午前7時から午後10時まで、年末年始を除き毎日開園する予定。杉本真三・事務局長は「医師や看護師の確保策の一環。地域の医療体制を一層充実させたい」と話している。

 西脇病院によると、病棟北側の職員駐車場に鉄骨平屋建て(床面積約100平方メートル)の保育園用施設を建設。就学前までの幼児が対象で、まずは10人程度を預かるという。市は既に、整備費2200万円を盛り込んだ病院事業会計補正予算案を市議会12月定例会(開会中)に提出している。運営委託費は年間約1800万円の見込み。

 西脇病院で働く女性の医師、看護師は約200人。15日現在で、このうち約25人が産前産後休暇や育児休暇を取って休んでいる。職員からは以前から院内保育の実施を求める声が強く、看護師募集の応募予定者が院内保育の有無を尋ねるケースもあったという。

 北播磨周辺の市立病院では、加西病院と三木市民病院が院内保育を実施している。加西病院は定員10人で、保育時間は午前8時~午後9時。土・日・祝日は休み。三木市民病院は定員18人で、午前7時~午後10時。年末年始を除き毎日開園している。小野・三木両市民病院を統合して13年10月に小野市にオープンする北播磨総合医療センターも、定員30人で開設予定という。【浜本年弘】

〔播磨・姫路版〕

毎日新聞 2010年12月16日 地方版

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