大手ゼネコン、鹿島がJR大阪駅近くの21階建て高層ビルを建築する際、骨組みの鉄骨1本が傾き、3階部分で横に約7センチずれたにもかかわらず、そのまま工事を続けて完成させていたことが15日、同社への取材でわかった。設計会社側に渡すデータもミスがなかったように改ざんしていたという。
鹿島は事実関係を認めたうえで「監督体制を見直したい」(広報室)としている。第三者機関の検査で安全性に問題ないことを確認したと説明している。
鹿島によると、3階までに相当する高さ14メートルの鉄骨を数十本建てる際、1本が横に約7センチずれた。測量ミスのためずれに気付かず、現場の建築事務所長は工事途中で把握したが上司に報告しなかった。
上に接合した鉄骨を逆方向に傾けて補正。補強工事はせず、建築確認申請の中間検査や完了検査の際に使うデータは、正しく組まれたように改ざんした。
10月にインターネット上に情報が流れ、社内調査で鉄骨のずれを確認し、大阪市に事実関係を報告した。
ビルは事務所や店舗向けのオフィスビルで、すでに完成、使用されている。鹿島は今後、補強工事をする方針という。
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