松山市の野志克仁市長はきょう市議会で初めて質問戦に立ち、答弁デビューしました。
この中で、市長への質問を担当部長に任せる場面があり、野志市長は前例を「踏襲した」と説明しました。
「質問戦」とは、市議が市の政策について市長側、つまり理事者を質すもので、市長の考え方や市の抱えている課題を広く公にさせる意味合いがあります。
きょうは6人の市議が一般質問を行いましたが、懸案の分水問題で賛成派の市議が市長の考え方を質し、野志市長が就任後初めて答弁に立ちました。
野志市長の答弁「市民の負担が増えるのは辛いが街の安全安心という意味では絶対に必要な投資。
水問題に関する協議会で誠心誠意粘り強く(分水検討を)お願いしてまいります。
」分水の必要性を自ら答えた野志市長ですが、続いて反対派の市議が水資源対策の所見やトップセールスについて市長を質したところ、代わりに担当部長が答弁を行いました。
これに納得しない市議は市長本人の答弁を再質問で求めましたが、やはり市長は答えませんでした。
野志市長は「答えた者が再質問に答えるとして来たのでそれを踏襲しました。
」と説明。
選挙期間中、「行政経験が無いからしがらみがない」とアピールしていた野志市長。
質問戦初日は、以前のやり方を踏襲して終了した格好です。