ボクシングのWBA世界ライト級15位・嶋田雄大(39)=ヨネクラ=が、来年3月下旬に東京・後楽園ホールで、WBA同級王者ミゲール・アコスタ(32)=ベネズエラ=に挑戦することが14日、内定した。39歳7カ月での世界挑戦は、西沢ヨシノリの38歳11カ月を抜いて日本ボクシング史上最年長記録となる。
嶋田にとって世界戦は、09年7月にナミビアでWBA世界ライト級王座に挑戦して以来3度目となる。関係者によると、すでにアコスタ陣営との交渉はほぼ成立しており、来年早々にも正式発表される予定だ。世界王座を獲得すれば、越本隆志の持つ35歳25日を大幅に更新しての最年長記録となる。
アコスタは右のハードヒッターで、28勝(22KO)3敗2分けの戦績を誇る。今年5月には、嶋田が09年7月に敗れたパウルス・モーゼス(ナミビア)を6回KOで下し、初防衛に成功した。3度目の世界戦は厳しい戦いを強いられるが、史上最年長の世界王座獲得記録をかけて39歳のベテランがリングに上がる。