前ＷＢＡ王者名城がプロアマ交流　日大ボクシング部でスパー

　前ＷＢＡ世界スーパーフライ級王者名城信男（２９）＝六島＝が１４日、東京都目黒区の日大ボクシング部合宿所に“出げいこ”。プロがアマの部活動に参加する異例のプロアマ交流となった。

　名城は全国上位の学生３選手と２ラウンドずつ、計６ラウンドのガチンコスパー。「ジムの雰囲気と違ってピリピリと緊張感があった。これをきっかけに交流できればいい。今後も続けたい」と、アマとの“懸け橋”になることを誓った。

　プロアマの間には壁があり、目立った交流がないのが現状だ。罰則はないが、名城が「なんとなくダメな雰囲気がある」と言えば、今回の交流を実現させた藤原トレーナーは「過去に例がないし、タブーだった」と当事者間では暗黙のルールがあるようだ。名城は２０、２１日にも東農大を訪れる。　（森合正範）