仙谷由人官房長官は15日午前の記者会見で、菅直人首相が国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門を命じた福岡高裁判決について上告断念を表明したことに対し「首相は合理的な政治判断をした。政権交代した効果があった」と評価した。
排水門の常時開門に反発してきた長崎県の干拓農家らへの補償については「開門までの3年間の猶予期間中に精力的に話し合いを進めたい」と述べた。