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ロシア第1副首相が北方領土を訪問

2010.12.13 19:45
このニュースのトピックス領土問題
プーチン首相(右)と話すシュワロフ第1副首相=11月19日、APプーチン首相(右)と話すシュワロフ第1副首相=11月19日、AP

 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアのシュワロフ第1副首相は13日、北方領土の国後島と択捉島を訪問した。イタル・タス通信などが伝えた。ソ連、ロシアの最高首脳として初めて、国後島を11月1日に訪れたメドベージェフ大統領に続く高官の訪問で、北方領土に対するロシアの実効支配を強調する狙いとみられる。

 第1副首相は、ロシア極東ユジノサハリンスクを訪れて地域発展について協議した後、両島を訪問。国後島ではサハリン州のストロガノフ第1副知事らとともに空港や中学校、病院などを視察した。

 ロシアは2007年から15年にかけ、クリール諸島(北方領土と千島列島)を対象に総額179億ルーブル(約488億円)を投じる「社会経済発展計画」を進めている。大統領の指示で訪問した第1副首相は国後島で、「この3年間で成し遂げたことは少なくない。しかし、発展計画(実現)のため、15年までにやるべきことはまだまだ多い」と述べた。経済基盤を整えて領土主権の既成事実化を進める狙いがうかがえる。

 大統領の国後島訪問以降、ロシア政府高官は、北方4島は「自国の領土である」との立場を一貫して主張している。プーチン首相も6日の極東ハバロフスク訪問時、多額の予算を投入して国後、択捉両島を含む極東各地の空港整備を集中的に進める意向を表明、クリール諸島は「私たちロシアの土地だ」と述べていた。

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プーチン首相(右)と話すシュワロフ第1副首相=11月19日、AP
13日に北方領土の国後島と択捉島を相次いで訪問したと伝えられたロシアのシュワロフ第1副首相(中央)=12月2日撮影、AP

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