「日本の景気対策で今すべきことは
」
国会では予算委員会が始まっているが、民主党も自民党も違いがない。
大きな問題が2つあって。景気回復と日本の借金問題。自民党も消費税10%と言っているし、谷垣さんと石破さんが質問したけど、内容に違いがなかった。
いろんな週刊誌にね。小沢さんが党員票をそうとう獲得していて、強いぞってことありますけど、小沢さんがもし代表になりますと支持率は確実に落ちます。
だって小沢さんと鳩山さんが辞めたから支持率が上がったわけで。
小沢さんが代表になれば、支持率はさらに下がることは確実ですから、それは党員もよくわかってるんじゃないですか。
今の民主党のテーマは予算ですよ。
2011年の予算をどうやって通すかですよ。これが最大の問題だから。これは最終的には自民党といろいろすり合わせをして予算を通さなければならない。
予算が通った問題はその後ですから、ポスト菅さんをどうするのかということが大テーマになってきます。
いま名前が出ている人は9割は吹っ飛ぶと思います。世代交代だと思います。若い世代って言うのは、前原さんとか玄葉さんとか枝野さんとかいろいろいますけど、こういう世代になると思います。
ギリギリ野田さんは残るかもしれない。
いまね国会見てもね、大事なことはテーマになっていません。2つあります。最大の問題は景気の問題です。景気の問題は何もしていない。菅さんは予算で手がいっぱい何も考えていない。
アメリカのバーナンキさんが、アメリカは2番底になると言っています。
不動産が動きが鈍ってきた、地価がさらに下がるのではないかと、地価を含めてアメリカがデフレになる可能性があると、日本もバブルがはじけてデフレになって、そこから抜けきれないと最近盛んに言われていた。
実はこれは、オバマさんはじめ、アメリカの政府FRBをはじめ、そうとう口先勧誘じゃないかと思っています。景気悪くなるぞ悪くなるぞと言うとどうなります?
ドル安ですよ。アメリカはドル安を誘導していると思う。ユーロはもともと調子がよくない。ユーロは安い。円が高いこれは最悪ですよ。
いまなんで景気が良くなってきたか、これはアジアですよ。
特に東アジアで景気が悪い国は2つある。北朝鮮と日本ですよ。
輸出はドル計算ですから、ドル安はたいへん痛いんですよ。
本来ならば日本は、円安の誘導をしないといけない。口先誘導でもいいし、口先だけじゃだめだから、日銀が金融緩和すると言わなきゃいけない。
日銀はなぜ金融緩和すると言わないか。それはね民主党がボケッとしてるから。
本当は政府と連動して言わなきゃいけない。
ところが、日銀の総裁を決めるときに自民党が政府だったときに民主党がめちゃくちゃ邪魔した。
自民党をつぶそうと。今の民主党と日銀はよくない。関係をよくしようという動きもない。
だから日本だけがボヤーっとしている。円高って言うのは輸出に罰金掛けてるようなものですよ。
それから、もう一つは今やるべきことは、やっぱり法人税の減税ですよ。これはどこも言わない。
さらにこのまま行くと本当にアメリカが景気が悪くなれば、ヨーロッパが景気悪いから、日本もまた下がる可能性がある。
7月から9月もっと落ちる可能性がある。それに対して、我が日本の民主党政権は何にも対策がされていない。
それから円高になってもね。トヨタとかパナソニックとか大企業は割に平気なんですよ。
なんでか。だって工場を海外に移しているから。だから円高で大変なのは中小企業なんですよ。
日本の企業の97%以上が中小企業。特に地方がひどい。
だから民主党は中小企業対策がゼロですよ。まったくやっていない。
新聞もそういうことをまったく書かない。そこが一番問題だと思う。
今の国会とか新聞やテレビは、なーんかホームルームやってるなという気がします。
これはそうとう深刻になると思います。
民主党は公共事業をドーンと減らすために、地方は仕事がなくなっちゃった。
そこがまた問題で民主党は公共事業よくないって言うけど、実は介護とか教育とか全部公共事業なんですよ。
今までとは違う公共事業をやるべきなんですね。民主党が福祉、福祉って言ってるのは間違いなんです。公共事業だけじゃダメなんで、例えば老人産業とか、産業化しなければならない。
財政をちゃんとしないといけないんですけど、不況なんですよ。東京以外はね。
まずここは景気を良くしながら、財政の再建を考えなければならない。
アメリカは、また同じ失敗を繰り返そうとしている。
サブライムローンを証券化したんだけど、それで失敗して一時は止めたんだけど。今これからアメリカは住宅ローンの証券化をどんどんやろうとしている。
景気を良くするために。それくらい必死なんですよ。またリスクはあるでしょうね。
日本はあまりにも呑気じゃないか。ホームルームみたいな国会をやり、新聞はホームルームみたいな記事ばっかり書いている。
田原 総一郎 氏
※ 田原さんが語った内容とまったく同じではないので、詳しくは、2010年8月4日 放送 Podcastで配信中。
テレビではあまり見なくなったけど、ラジオ、ウェブ上でバリバリ現役だな![ビックリマーク](/contents/051/623/224.mime1)
田原総一郎のタブーに挑戦
国会では予算委員会が始まっているが、民主党も自民党も違いがない。
大きな問題が2つあって。景気回復と日本の借金問題。自民党も消費税10%と言っているし、谷垣さんと石破さんが質問したけど、内容に違いがなかった。
いろんな週刊誌にね。小沢さんが党員票をそうとう獲得していて、強いぞってことありますけど、小沢さんがもし代表になりますと支持率は確実に落ちます。
だって小沢さんと鳩山さんが辞めたから支持率が上がったわけで。
小沢さんが代表になれば、支持率はさらに下がることは確実ですから、それは党員もよくわかってるんじゃないですか。
今の民主党のテーマは予算ですよ。
2011年の予算をどうやって通すかですよ。これが最大の問題だから。これは最終的には自民党といろいろすり合わせをして予算を通さなければならない。
予算が通った問題はその後ですから、ポスト菅さんをどうするのかということが大テーマになってきます。
いま名前が出ている人は9割は吹っ飛ぶと思います。世代交代だと思います。若い世代って言うのは、前原さんとか玄葉さんとか枝野さんとかいろいろいますけど、こういう世代になると思います。
ギリギリ野田さんは残るかもしれない。
いまね国会見てもね、大事なことはテーマになっていません。2つあります。最大の問題は景気の問題です。景気の問題は何もしていない。菅さんは予算で手がいっぱい何も考えていない。
アメリカのバーナンキさんが、アメリカは2番底になると言っています。
不動産が動きが鈍ってきた、地価がさらに下がるのではないかと、地価を含めてアメリカがデフレになる可能性があると、日本もバブルがはじけてデフレになって、そこから抜けきれないと最近盛んに言われていた。
実はこれは、オバマさんはじめ、アメリカの政府FRBをはじめ、そうとう口先勧誘じゃないかと思っています。景気悪くなるぞ悪くなるぞと言うとどうなります?
ドル安ですよ。アメリカはドル安を誘導していると思う。ユーロはもともと調子がよくない。ユーロは安い。円が高いこれは最悪ですよ。
いまなんで景気が良くなってきたか、これはアジアですよ。
特に東アジアで景気が悪い国は2つある。北朝鮮と日本ですよ。
輸出はドル計算ですから、ドル安はたいへん痛いんですよ。
本来ならば日本は、円安の誘導をしないといけない。口先誘導でもいいし、口先だけじゃだめだから、日銀が金融緩和すると言わなきゃいけない。
日銀はなぜ金融緩和すると言わないか。それはね民主党がボケッとしてるから。
本当は政府と連動して言わなきゃいけない。
ところが、日銀の総裁を決めるときに自民党が政府だったときに民主党がめちゃくちゃ邪魔した。
自民党をつぶそうと。今の民主党と日銀はよくない。関係をよくしようという動きもない。
だから日本だけがボヤーっとしている。円高って言うのは輸出に罰金掛けてるようなものですよ。
それから、もう一つは今やるべきことは、やっぱり法人税の減税ですよ。これはどこも言わない。
さらにこのまま行くと本当にアメリカが景気が悪くなれば、ヨーロッパが景気悪いから、日本もまた下がる可能性がある。
7月から9月もっと落ちる可能性がある。それに対して、我が日本の民主党政権は何にも対策がされていない。
それから円高になってもね。トヨタとかパナソニックとか大企業は割に平気なんですよ。
なんでか。だって工場を海外に移しているから。だから円高で大変なのは中小企業なんですよ。
日本の企業の97%以上が中小企業。特に地方がひどい。
だから民主党は中小企業対策がゼロですよ。まったくやっていない。
新聞もそういうことをまったく書かない。そこが一番問題だと思う。
今の国会とか新聞やテレビは、なーんかホームルームやってるなという気がします。
これはそうとう深刻になると思います。
民主党は公共事業をドーンと減らすために、地方は仕事がなくなっちゃった。
そこがまた問題で民主党は公共事業よくないって言うけど、実は介護とか教育とか全部公共事業なんですよ。
今までとは違う公共事業をやるべきなんですね。民主党が福祉、福祉って言ってるのは間違いなんです。公共事業だけじゃダメなんで、例えば老人産業とか、産業化しなければならない。
財政をちゃんとしないといけないんですけど、不況なんですよ。東京以外はね。
まずここは景気を良くしながら、財政の再建を考えなければならない。
アメリカは、また同じ失敗を繰り返そうとしている。
サブライムローンを証券化したんだけど、それで失敗して一時は止めたんだけど。今これからアメリカは住宅ローンの証券化をどんどんやろうとしている。
景気を良くするために。それくらい必死なんですよ。またリスクはあるでしょうね。
日本はあまりにも呑気じゃないか。ホームルームみたいな国会をやり、新聞はホームルームみたいな記事ばっかり書いている。
田原 総一郎 氏
※ 田原さんが語った内容とまったく同じではないので、詳しくは、2010年8月4日 放送 Podcastで配信中。
テレビではあまり見なくなったけど、ラジオ、ウェブ上でバリバリ現役だな
田原総一郎のタブーに挑戦
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