チラシの裏SS投稿掲示板




感想掲示板 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[22290] マブラヴの咆哮 (注意書き追加)
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:a802b40c
Date: 2010/10/18 13:23
マブラヴ×鋼鉄の咆哮です。

出てくる鋼鉄の咆哮はWSG&WSCです




ちなみに、序章で登場する船のスペックは下記。

本文中で使用する船のスペック。

兵装にゃんこビーム 1基
兵装対艦ミサイルVLS 70基
兵装対空ミサイルVLS 9基
兵装β波動砲 1基
兵装対空ミサイル発射機 4基
兵装ASROC対潜 4基
兵装35mmCIWS 3基

主缶 核融合炉Ⅵ 4基
主機 標準タービンε 4基

前艦橋 謎の戦艦前艦橋
後艦橋 日本戦艦後艦橋y

補助兵装 自動装填装置y
補助兵装 謎の装置n
補助兵装 電磁防壁β
補助兵装 防御重力場β
補助兵装 謎の推進装置Ⅱ
補助兵装 無限装填装置

艦種 双胴戦艦
対80cm 集中防御(VP52%)
63.4kt


追伸。 艦長は 佐藤 大輔(サトウダイスケ)
※日本で一番多い名字と思われる佐藤+一番多いと思われる男性の名前大輔

オペ子⇒ナミ


注意事項
現在携帯電話からの投稿しかできなく、各話が2000字程度となっております。
ご注意ください



[22290] 序章  桜花作戦前哨戦
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:a802b40c
Date: 2010/10/17 11:11
200●年xx月吉日 1800 インド洋

現在、我々はインド洋にきている。今回の攻撃目標はカシュガル。 いわゆるオリジナルハイヴだ。もっとも、高々戦艦一隻ごときでオリジナルハイヴを攻略できるとは思っていないが。


「閣下。後10分前後で作戦開始となります。」

「あいあい。 りょーかいしましたー」

いつの間にか閣下とか冗談で呼ばれているが、とりあえず返事だけはしておく。


10分前後。適当な時間である。 もっとも、桜花作戦の開始はこれから約12時間後。
当艦の任務はオリジナルハイヴ及び直近のボパールハイヴの地上敵の斬減。というアバウトな物だ。

単独作戦であり、桜花作戦とすら殆ど連携しておらず、求められている事すら


”桜花作戦で地上敵がいなかったらいいなー”


程度の物だ。

とりあえず、作戦を開始しよう。


「作戦を開始する。1-40番をカシュガル。残りをバポール。全弾頭通常弾頭。各個に撃て」


合計70基のVSLが次々に開戦の狼煙を上げてそれぞれの目標に向かって疾駆していく。




「第一セル射撃完了。続いて第二セル射撃中です。 尚、第一セル迎撃率は97%でした。」



迎撃率97%。通常の作戦であれば弾頭を通常弾から重金属弾頭に変更して射撃すべきであろう。
最も、まっとうな指揮官であれば最初から通常弾の弾頭では無く重金属弾頭を使用すべきなのだろうが。


「んー。 了解。3%でどの程度減ったかなー」



本々全弾命中を期している訳ではなく、あと11時間以内に出来るだけ殲滅できればいいのだから。



「第二セル射撃完了。続いて第三セル射撃中です。 尚、第二セル迎撃率は95%でした。」

この間約6分。
迎撃率が下がって無いのはハイヴ内から光線属種が出てきたためか、それとも、着弾した範囲に光線属種がいなかったからか。

多分、後者であろう。なにせメクラ撃ちなのだから。
今回の射撃は、攻撃目標地点を将棋の盤面の如く複数のブロックに区切り、タクティカル・トマホーク自身の慣性誘導を持って誘導の全てとする物である。

従って、針の穴を通すような精密な射撃は、元より期待していない/されていない。


「佐藤艦長。光線属種の評定をした方が良いのではないでしょうか?」


オブザーヴァー件帝国海軍との連絡役として乗艦している田所艦長からそう進言があった。

だか、例え、評定したとしても精密な誘導をしない以上、あまり意味が無い。


「本来ならその方がよいのかもしれませんね。ですがあと11時間あります。特に問題はありません」


「・・・・・佐藤艦長。確かにこの艦は巨大でVSLも多数配備しておりますが、この第三セルを撃ち終わったら再装填をせねば成らn」
「第三セル射撃完了。続いて第四セル射撃中です。 尚、第三セル迎撃率は90%でした。」

田所艦長の話をぶった切り、オペレータからの連絡。 ホンライハマズインダローナー



「佐藤艦長。インドネシアに我々帝国海軍のドックがあります。補給は其処で行えばよいかと思います。此れから向かわれるのであれば、連絡しますが、どうしますか?」


「・・・・・・・・・・? あ、ありがとうございます。もしもの時は寄らしていただきますね。」



((さてさて。田所艦長は何を危惧されておるのやら?))
実のところ、なんとなく分かる。

通常のVLSは4セルで1基(ワンセット)という形式をとっており、そこに4発のミサイルを搭載するか、又は3発のミサイルと1機の装填用クレーンを装備しているものなのだ。


つまり、この4セル目を射撃できた、と言う事は装填用のクレーンは無いことになる。 即ちドック入りし再度装填を受けねばならないのだ。


「第四セル射撃完了。続いて2順第一セル射撃中です。 尚、第四セル迎撃率は74%でした。」

いい所に当たったらしい。迎撃率が一気に下がった。



「あ・・・・ あの、 佐藤艦長。一度外に出て来てもよろしいでしょうか?」

「申し訳ありません。田所艦長。現在ミサイルの射撃中であり、甲板上は大変危険です。気分が御悪いのあれば衛生を呼びますが如何いたしますか?」



若干青い顔をした田所艦長。何かあったのだろうか?

「いえ、そう言う訳ではありませんが・・・・。 少々このフネについてお伺いしても宜しいでしょうか?」

「機密にかかわらないことであれば。それで、どうなさいました?」

「このフネのVLSは何故装填作業もせずに射撃できるのでしょうか?」


・・・・・なるほど。帝国海軍には通達したものの、田所艦長には伝わって無かったらしい。
それでインドネシアの海軍基地へのドック入りを勧められた。 と言う事か。


「本艦には”無限装填装置”が搭載されています。従って現状において補給の心配はありません。」

「夢幻装填装置? それはどう言った物でしょうか?」

「はい。無限装填装置とは読んで名の如く、弾薬を必要な、例えばVLSなり、砲の薬室などに際限無く装填する装置です。之によって弾薬補給、弾薬装填などの作業が省略可能です。また、砲身寿命などの問題からも解放されました。」

「・・・・・・・・・・・なるほど。"ゆめまぼろし"ではなく無限ですか。」




攻撃開始3時間後。

「6順第一セル射撃完了。続いて6順第二セル射撃中です。 尚、第一セル迎撃率は0%でした。」

6順と一セル   都合490発のミサイルを射出した時点で迎撃率0%、つまり光線属種の迎撃は無いと言う事だ。


「田所艦長。とりあえず作戦の第一段階は完了しました。あとはこの調子で桜花作戦開始時点まで射撃を継続します」






 
インド洋に浮かぶ巨大双胴戦艦。もちろんその船は”あいとゆうきのおとぎばなし”に元々あったものでは無い。ならばどこから?





   それは・・・・・・・・・




[22290] 10月22日 ①
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:a802b40c
Date: 2010/10/18 22:33
2001年10月22日 0600 小笠原諸島 沖合


*****************side 佐藤*****************

「日本武尊・・・・・ 推して参る!!」







前方には戦艦が高々4隻その他。対してこちらは全長666mの双胴艦。装甲は対80cm。もちろん広域防御。
4基の主缶は今日も快調に、3機の主機を回し、海原を進んでいた。

先の大戦の処理のため、漂流者の保護、島の掃除、副官たちの喧嘩の仲裁、究極生モノ兵器討伐、等を行い、南氷洋くんだりまで出張ってきたのだ。

が、連戦に次ぐ連戦の影響か、本来4軸稼働すべき主機は3機しか稼働せず、本来60ノットオーバーの所を若干遅めに進んでいた。

ついでに、赤道付近では豪勢な巨大な嵐に会った。

ただし、その嵐はこの戦艦の安定性を確認するだけの結果となった。



そして、艦内をまったりした空気で満たしながら日本の領海に差し掛かった時、それは起こった。



微かに見える船影。 旭日旗。 しかし十六八重表菊がない。 

『こちらは帝国海軍所属 戦艦紀伊。貴艦は日本帝国の領海を侵犯している。速やかに所属を連絡されたし。送レ』


帝国海軍?  妙である。


先の世界大戦で日本帝国は解体されている。 名乗るのであれば”日本海軍”である。そして戦艦であるのにも関わらず菊の御紋が船首に

ない。 ましてや新型機関を搭載予定の紀伊は航空戦艦として建造される予定で、しかもまだ図面上での話である。


頭を過ぎったのは、先の戦争の英雄。彼らのある噂。 当時劣勢だった解放軍の為にはるばる時空を超えてやって来たフネ。
その、新機軸の一隻のせいで戦局はガラリと解放軍が優位となり、勝利を収めることがができた。 と言う物だ。
噂の真偽は置いておき、その戦争で生まれたMEhrzweck-fregatten KOnzept 通称MEKO(多用途フリゲート・コンセプト)の流れを組んだコンセプトで、この艦が設計されているのも事実だ。


「かんちょー 所属不明艦からつうしんがありました。 しかも生意気にも主砲向けてやがりますよ。どうしましょう?」

「とりあえず、一応は返事だけはしておこう。」

「はーい。こちらがマイクになります」

渡されたのは、レコーディングスタジオなどに設置されているマイク。―マイク本体の前に白い紙(?)のついた物―
何故だ。てかどっから出した。

「・・・・こちら、日本国海軍所属 戦艦日本武尊。 特殊任務を完遂し、横須賀基地に帰還するものである。」

『帝国海軍では無いか? また日本武尊という船名の船は存在しない。もう一度正確に連絡されたし。送レ』


やはり、というか。紀伊と名乗った船の所属は日本帝国海軍。 まさか・・・・  帝国軍の残党が革命でも起こしたと言うのか?



『速やかに停船、武装解除されたし。 さもなくば      攻撃する!』



答えが出せずに逡巡した数分間。そして砲弾が飛来した。




「かんちょー どうしましょー。 敵さんうってきちゃいましたよー?」


敵から破壊の塊を放出する気炎を確認する。      着弾。   遠い。はるか後方に着弾。



「かんちょう。水柱の大きさから40〜50クラスの砲弾と思われます。 どーしましょー?」

「んー 50なら問題ないね。突っ切っちゃうか」






*****************side 日下部(紀伊艦長)*****************
700mもある高速戦艦。


偵察機の持ち帰った情報は、信に足らないもの、と思っていた。
大和を超える戦艦なら、確かに存在する。いわゆる、超大和級 と呼ばれる戦艦だ。
それにしてもせいぜいが300mに届かない程度だ。400mを超える戦艦など存在しない。 ましてや500m超過の化け物など……。




目を疑った。 次に自分の健康状態を。そして。艦橋の空気を。


威風堂々。この紀伊を含め、大和型以上の戦艦の冠詞として使われている言葉がこれほど似合う船は見た事が無かった。

・・・・・・・・あの艦には、勝てない・・・・


戦艦の戦艦たる所以。 抑止力を体現するような船だった。

しかし、 仕事は仕事である。


「こちらは帝国海軍所属 戦艦紀伊。貴艦は日本帝国の領海を侵犯している。速やかに所属を連絡されたし。送レ」


賽は投げた。 もう止めることなど出来ない。

もし、もしも仮に敵であるならば、全力で排除するまでだ。


「艦長。各艦から連絡。敵の速度割り出しと照準、完了したとのことです。ですが、敵艦が高速であるため、一射目で当てられる可能性は
そう高くない。との事です」

「・・・・まだ、敵と決まったわけでは無い。あくまで所属不明艦、だ。」

副官にそう諭す。”敵でない可能性”は零では無いのだ。


『・・・・こちら、日本国海軍所属 戦艦日本武尊。 特殊任務を完遂し、横須賀基地に帰還するものである。』


ニホンコクカイグン? ヤマトタケル?

まず、帝国海軍をわざわざ日本国海軍と呼ぶ艦長はいない。そして、ヤマトタケルなどと言う戦艦は知らない。
例え秘密裏に建造された艦であったとしても、航路として此処を通る以上、司令部から何らかの連絡があるはずだ。

「艦長! 敵艦・・・・・・ 艦首が2つあります! 双胴艦です! 艦首にそれぞれ十六八重表菊を確認しました!」

十六八重表菊。それは皇室の御紋であり、戦時中の戦艦の艦首につけられた日本の象徴である。
もっとも、全権が征夷大将軍に委任された際に使われなくなったが。


「帝国海軍では無いか? また日本武尊という船名の船は存在しない。もう一度正確に連絡されたし。送レ」


可能性として考えたいのは、皇帝陛下が秘密裏に国外で建造させた艦である可能性。
 もっとも、今の陛下がそう言ったことをなさるかは不明であるが。


返事がない。やはり、敵、と言う事なのだろうか


「速やかに停船、武装解除されたし。 さもなくば      攻撃する!」


出来れば、止まってほしい。 だが、敵は止まることは無かった。


「全艦に通達。各個に撃て。」


紀伊の誇る60口径46cm3連装砲塔を主体とする砲撃を始める。



着弾。

敵の船速がはやいため、やはりそう簡単に当たるものでは無い。




全艦ほぼ同時に第2射。



敵艦の周囲に着弾すると同時に、敵艦の前方の一部に薄青い光の鱗? の様なものが見えた。





*****************side 佐藤*****************

ノリで推して参る!とかいっちゃったけど。実際に戦闘する気は無い。


「第二波 着弾・・・・・ 今!」

日本武尊を中心に着弾。水柱が上がる。

「4発命中。防御重力場にて対処。船体に被害なし。」



当然の結果。80cm広域防御に加えて防御重力場αによって相当減衰されているのだから。

直接BB弾が当たった程度だろうか?


「・・・・・・ あちらの船に当たらないように右から迂回。しかる後に全速にて振り切れ。」


相手がまとも―こちらにとって有効―な攻撃をしてこない以上、こちらから攻撃する必要もないし、あれらを敵と断じるには情報が少なすぎる。

とりあえずすべては横須賀についてから、だ。







**************

誤字をこっそり修正しました。

紀伊について。
弾薬の互換性の問題から、
大和と同サイズの砲身長増しを装備する、と言う事にしてます。



[22290] 10月22日 ②
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:a802b40c
Date: 2010/10/18 10:38
2001年10月22日 1422 横浜基地営倉


 はい。皆さんこんにちは。4度帰ってまいりました白銀武です。現在絶賛営倉の中にいます。
しかも、部屋の前の廊下には銃を構えた兵士さん2人。なんでこうなったかと言うと・・・・・・

********side白銀********

「お疲れ様。ガキ臭い英雄さん」
「・・・・・・・またね」
 オリジナルハイヴ攻略後、夕子先生と霞に見送られ、純夏が再構成した世界に転移した。
ハズだった。だが転移したのはやっぱりBETAのいる世界。
世界は何一つ変わらなかった。BETAの襲来、HSSTの落下、火山の噴火、クーデター、佐渡島解放失敗そして消滅。そ
の際にXG-70bと共に作戦を遂行した多くの部隊の損失、横浜基地防衛戦、
桜花作戦では、すでに英霊となった綾峰や榊の代りに月詠中尉率いる第19独立警護小隊と共にハイヴに突入することになった。

 作戦開始の狼煙を上げたのは、5隻の自突艦。極力鋭角にハイヴに突撃するようにプログラムされた無人のHSST。
これらの貨物スペースにS-11を満載したもの。之を突入させ地上のBETAを一掃。其の後、
“前の世界でも経験した桜花作戦”が行われた。
 最初は神代、巴の二人の自爆による敵の侵攻遅延。そしてゲート級の開閉の際に月詠と戎。
そして冥夜の命は、前回同様この手で奪った。そして、二人だけの帰還。 

はたして   果たして此れが最良、だったのだろうか。誰も死なせたく無いから頑張ったのではないか?
 その結果が満足いけるものだったか? むしろ、全てを良くしようと思ったが為に、
結果として悪くなってしまったのでは無いか?


もし。 もしも仮に、次があるなら 次が有るならば。
次こそは目に映る人々だけでも助けたい。 たとえそれが神を殺すことになったとしても。




最初に見えたのは、見た事のない天井だった。
正確にいえば、少し見た事はある気がする。
 どう言う事だろうか?   一部を除いてボロボロの俺の部屋に居た。
以前に夕子先生に写真で見せてもらった通りだ。
そして、除かれた一部とは。

奇麗に折りたたまれ、ビニール袋に入っている制服。
1枚の茶封筒。
2枚の金属片。
しっかり磨き抜かれた皮靴。
黒い靴下。    であった。

「・・・・・・・・・」

ハッキリ言おう。意味が分からない。 最初からして今までの3回のループとは違う。


とりあえず、茶封筒を確認する。

表面に、“README” 〜とりあえず最初にお読みください〜

裏面には
材料表記
封筒 :キャベツ・インディカ米・ななつぼし・その他食物由来物質
便箋 :キャベツ・ななつぼし・その他食品由来物質
糊 :夢十色
インク:大豆

   食べられます 消費期限2004年1月1日


山羊でなくとも食べられる手紙。しかも天然食材。 よし。後で・・・・・・・

茶封筒の中にな若干緑がかった便箋が2枚入っていた

俺様を殺してでも助けたい仲間がいる。 殺される俺様としては堪った物ではないが仲間がいるという事は良い事だ。
BETAの居ない世界に転移させる事も出来たが、あなたのそのリクエストに応え、もう一度この狂った世界で
頑張っていただこう。という結論に達した。
心行くまで頑張って頂けるよう、心より応援する。



P.S.
少ないですが、援軍を送りました。

P.S.のP.S.
ウサギの耳は立っているか横に垂れているべきだと思います。玄関に用意しました。

P.S.のP.S.のP.S.                              須佐之男
アイスコーヒーの豆でホットコーヒーを作っても美味しくないですよ。
と夕呼博士に伝えると幸せになれます。


さて、何所から突っ込むべきだろうか。 便箋2枚組で1枚が白紙だった所?何で須佐之男?

結局、ここで考えていても仕方ない。と思い至り制服に着替えることにした。


2枚の金属片は、いわゆる認識票と言われるやつで、こう刻印されていた。“G2222222 SUSANOO” これは使えない。
そして、10組20枚のワッペン。Alternative1〜Alternative10と書かれている物だ。

しかし、電気もアイロンも無い時点で、使いようがない。



玄関には2つの髪飾りが置かれていた。 両方とも黒を基調とし青のラインが入った・・・・・・・ウサ耳だった。



玄関を開けると、一人の男性が立っていた。
貫頭衣を着た紅蓮 醍三郎。 斯衛軍にその名を轟かす 将軍、だった。

「ぉ、用意はできた? ハンカチ、ティッシュ、ゲームガイ、ローター、あとゲームガイのカセット、
充電器はちゃんと持った?まぁいいや。んでは最後に言わせてもらおう。生き汚く足掻け。以上だ。」

ま〜た〜な〜 とか言いながら男はすたすたと何所かに歩きだした。
「ちょ、紅蓮将軍! 待ってください!」
「それ他人の空似。俺、須佐之男って言うんで〜 よろしく〜〜」

玄関に居た大男 -須佐之男-は振り返らず右手を頭の上でひらひらしながら霧のように消えていった。

「・・・・・なんなんだよ・・・・・」



「誰か    誰か        誰か!」

三度の誰彼のあと、発砲。 左足元のコンクリートが抉れ、弾け飛ぶ。
それと同時に入口近くに停めてあった装甲車の機関銃もこちらを向く。

こっちも今までと違うし・・・・
「白銀 武訓練兵は特別任務完遂の報告のため、香月夕呼博士用件がありまいりました!」

「認識票を出せ。身分証と、命令書又はそれに準ずるものを出せ!!」

いつものペアの表門歩哨と、いつもと違う状況。 何か有ったのだろうか?

「特別任務のため、携行しておりません。申し訳ありませんが博士に伝えてください。
“空を飛ぶは鳥か。それとも10万の人間か。地を征くのは人か、それともすべてを亡くした少女か。
鏡はほの暗い地下に埋めておくにあらず。そして5つ目の企は破壊のみを導くなり。
我は150億の知となり4つ目の企を成功させる者也”
以上です。」

「分かった。少し待て。」
「良いのか?」
「博士は自分に関することはどんな些細なことでも直接伝えろ。とおっしゃっていただろう」
「しかし・・・・・」

何回も見たやり取り。ただ、2人とも顔と銃口をこちらに向けたまま、耳と口だけで対話をしていた。
「表門歩哨より、警衛指揮所」
『警衛指揮所。どうした?』
「不審者から副司令宛てに伝言があるとの事。副司令に関する事項はすべて報告するよう厳命されているが通してよいか?」
『確認する。待て』

どうやら後方の指揮所と連絡を取っている様子。ちなみに無線から聞こえた声は女性の物だった。

 

   数分経過


携帯電話のような物を持った兵士が一人やってきた。
「副司令が直々に話したいことがあるそうだ。」

渡された無線機を持つと、夕呼の声が聞こえてきた。
「表門の不審者さん? よく見えてるわ。それで、私に伝えたい事って何? まさか下らない事じゃ無いんでしょうね?」
「空を飛ぶは鳥か。それとも10万の人間か。地を征くのは人か、それともすべてを亡くした少女か。
鏡はほの暗い地下に埋めておくにあらず。そして5つ目の企は破壊のみを導くなり。
我は150億の知となり4つ目の企を成功させる者也」

「へぇ・・・・ あ、今思いついたわ。確かあの任務だったわね。遅かったから失敗して藻屑にでもなったのかと思ったわ。
いま迎えを出すわ。待ってなさい。」

そう言って、無線(?)は切られた。
特にする事も無いので、無線機(?)を兵士に渡して待つことにする。



4時間に及ぶ検査の後、連れてこられたのは、
・・・・・副司令室では無く、何故か営倉だった。 任務は成功させたものの、長期間に及ぶ連絡の不徹底。

と言うのが罪状らしい・・・・・・・・



[22290] 10月22日 ③
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:a802b40c
Date: 2010/10/18 22:38
2001年10月22日 1934 横浜基地営倉詰め所


***********side 夕呼***********

18時を周って、辺りは今まで以上に和やかな雰囲気に包まれていた。
「あのバカ、出して欲しいんだけど。」

営倉詰め所に余り相応しくない人物。副司令の声が響いた。

「副司令、"あのバカ"と言いますと、本日営倉入りした白銀訓練兵の事でしょうか?」
「そうよ。早く。」
「ですが、規則ですと3~4日の営倉入りが妥当となっておりまして・・・・・・」
詰所の中は副司令と衛兵司令の2人。丸メガネを掛けたすっきりした感じの男性だ。
「今すぐアレが必要なの。この私が言ってるだから、構わないでしょう?」
「・・・・・・・・わかりました。では書類への記載をお願いします」
衛兵司令はそう言って、ほぼ白紙の出所用の書類を取り出す。
「私はすぐにでも戻らないくちゃいけないの。そっちでちゃんと書いておいてくれる?」
「いえ、ですが、規則ですから・・・・」
「そう。  ふーん・・・・・ 分かったわ。 それじゃ仕方ないわね。 確か、貴方のご両親は揃って福島県の駐屯地にいらっしゃったわね」
「へ? あ、はい。両親とも帝国陸軍福島駐屯地に勤務しております。」

不意に話題を変えられ、何故か両親の話に成った事に不安を隠せない。ポーカーフェイスをしている積りのようだが・・・・・ 面白い。

「確かお父様って戦車大隊の車長をなさってて、とても優秀な方だとか。」
「はい。 確かに父は戦車長をしております。」



「あ、それとは関係ないんだけど。 この前のBETA進行で新潟の基地の方で戦車部隊の再編成をするっていう話があったわ。
 全国の部隊にオファーを掛けてるらしいんだけど中々巧くいって無いらしいわね。私の所まで話が来たわ。」
「・・・・・・・・・・」

「あら?どうしたのかしら? 別に私はあなたのお父上を推薦しよう、とはまだ考えてはいないわよ? それに、私は国連軍。
 貴方のお父上は帝国陸軍。 私がとやかく言った所で、あんまり影響は無い筈よ?」
明らかに挙動不審。さっき記録映像で見た"シロガネタケル"といい勝負ってとこか?

「ふ・・・・・・副司令。 確認をさせて頂きたい事があるのですが、宜しいでしょうか?」
あ・・・・・・・・・・ 折れた。

「何かしら?」

「今回の白銀訓練兵の特別任務についてですが、任務遂行中において連絡を取るのが非常に難しい可能性があり、
 その件については副司令ご自身が確認をなさる。と言う事で宜しいでしょうか?」
「ええ。物分かりがよくて助かるわ。それで、こんな所で問答する気は無いから、引き取りにきた、って所かしら。」
「了解、しました・・・・」


そうやって穏便にシロガネタケルの居る営倉に向かった。






*******side 白銀*******

カツ カツ カツ カツ カツ カツ ガッ   カツ カツ カツ


静まり返った営倉の廊下を、床に何かを叩きつけるような音が木霊する。

足音だ。ただし、衛兵の履く戦闘靴の音では無い。


「・・・・・・・・・敬礼!」

中国人の、訛った日本語で号令が飛ぶ。

「あ、アタシがそう言うの嫌いなのを知っててわざとやってるわけ? 九州行く? チャイニーズ」

いつも通りの夕子先生がそこに居た。

「先生!」

呼びかけてみるものの、夕子先生は答えない。

「夕呼先生!!」

もう一度呼びかける。 だが、夕呼先生は無視し・・・・・ 隣の営倉のまえで膝を折る。

「いらっしゃい。霞。 お疲れ様。」

「いえ・・・・・・・」

「そう。それじゃぁ、戻るわよ。」

そう言うと、夕呼先生は霞だけを連れて行ってしまった。


・・・・・・・・・てか、霞居たんだ。全然気付かなかった。
流石は霞。俺が入ったのが14時頃で今19時か20時頃だから・・・・・・






2001年10月22日 2213 伊豆諸島 大島東20km
*******side ナミ*******

ピッピリッピー ハイジョー ホンハー ハイホーヘンヘー (ピッピリッピー 着々戦果を拡張中なり)

艦内放送・・・・ えーっと・・・・?  戦闘はしてないし、なんだろ??

「かんちょー なんか拾っちゃったみたいですよ~~ 確認して来てくださ~~い」

私には、レーダーを監視し続けなければならない。と言う崇高な任務があるのだ。
しかもそろそろ浦賀水道に入るのだ。気を引き締めねば。





「艦長。先ほどの艦内放送についてなのですが、何を取得したのでしょうか?」

一旦、先ほどの艦内放送(アイテム取得メッセージ)で何を取得出来たのか、確認のためにブリッジを離れていた艦長が戻ってきたため、
聞いてみることにした。

「ナミ少尉。 本艦はこれより、先ほど保護した漂流者の尋問のため航路を離れて停泊する。光学迷彩艦旗Ⅱ型を掲げよ。」

「ハッ 了解しました!」

光学迷彩艦旗。それは敵のレーダーに10%程映りにくくするものである。
光学迷彩艦旗Ⅱ型はその改良版で20%程映りにくくするものである。


・・・・・・・・・あ


艦長が行ってしまった・・・・・・・


2001年10月23(?)日 0300(?) ???????

*****************side Rai-Den*****************

純和風の。しかも  寝殿造りの邸宅。その庭にワシは身を横たえていた。

下手をすれば、命尽きるかもしれない。 だが、それでもいい。目的さえ果たせれば、命など惜しくも無い。

そんなワシを気づかってか、昨晩から降り始めた雪は、漸くやみかけてきた。




ぬふふ。流石にこれだけの大きさの雪達磨、冥夜タソも無視できまい。そしてワシが雪達磨を作ったと知れば・・・・・・

「ヌフフフフフフ」




「はじめまして。お会いできて光栄です。」

「・・・・・・・貴様 ワシと冥夜タソのすうぃーとたいむを邪魔をするとは何事か!! 

ぬぬぬ・・・・・・ 夢の中ですら冥夜タソの邪魔をする輩め!! 退治してくれるわ!!」

”神聖ナル矢!!”

背後に現れた純銀の矢を、珍入者めがけて、直接射出しする。


「ちょ・・・・・・ 落ち着け!! じじい!」

直径2mは下らない鈍く銀色に輝く矢を、右に大きく飛びのいてなんとかかわす。


「ちっ・・・・ ちょこまかと!! 次は撃ちとってくれる!!」

”神聖ナル乱射!!”

背後に現れた数万の矢を むんず と掴み、左手に持っていた純金の弓につがえ   放つ


「ちょっとまて~~ 」

珍入者(?)目掛けて数十本の矢が殺到する。今度こそは撃ちとれる。






「ハァッ....ハァッ....ハァッ....ハァッ....ハァッ....ハァッ....ハァッ....ハァッ....」

「ふーむ。ワシの夢に入って来る事と言い、ワシの攻撃を全て避け切ることと言い、唯者では無いな。貴様・・・・・・ 
 名はなんと申す?」

「あー しんど。   改めて。 初めまして。雷電翁。私は須佐之男と申します。」



珍入者は、両手をついてその場にへたり込む。

「須佐之男、とな?その名が何を意味するか・・・・・・・ 貴様、わかっておろうな?」

「ええ。多少なりとも。ところで、私がこの夢に出てきたことでその証明ににはなりませんか?」

「ふん・・・・ "神聖ナル賛美" をもよけ切った。 話を聞いてやる位はしてやろう。」

そう言いつつ縁側に座る。 果たして、何のためにワシの夢に出てきたことやら。

「ご存知かと思いますが、昨日、帝国の領海内にて、日本国海軍所属、日本武尊を名乗る戦艦が目撃されていますね。
 その船について連絡と相談をさせていただきたく。」

「ほう・・・・・・・」

たしかに、昨日の昼過ぎに日本武尊を名乗る不審船について報告が上がっていた。なんでも不可思議な力で砲弾を避けるという、
眉唾な話だ。

「それでですね。その船を日本帝国として正式に受け入れて、 そうですね。 斯衛の海軍力とか、悠陽サン直属の独立戦力とかに
して貰えればいいですね。」

「ふむ・・・・ 斯衛軍がどう言った立場にあるか、貴様はわかっておるか? その上でソレを言うか?」

「そうですね。確かに、臣民の保護を第一とせず、征夷大将軍の警護のみを第一とする斯衛の性質と立場は分かっているつもりです。
 ですが、やっておいて損は無いと思いますよ。ええ。 」

そういって自称須佐之男は立ち上がり、どこへとも無く、霞のように消えていった。

・・・・・・・・・・同じ日本の、違う組織を名乗る、既存の存在を超越した戦力。 確かに日本に引き入れて損は無い。だが、果たして・・・・・・・・







*****************side 悠陽*****************

夢と自覚した夢を見たのは、初めての事でした。

「初めまして。煌武院 悠陽さん。」

「・・・・・・此処は私の夢にありましょう。して、そなたは何者です?」

「ええ。ここはあなたの夢です。私は須佐之男。今回はお願いがあってまいりました。」

霧にかすんでいた姿が、その霧が晴れるように全身を現す。

「紅蓮将軍ではありませぬか。 私が紅蓮将軍の夢を見るとは。。。。。 面白い事もありますね」

「・・・・・・・私は紅蓮 醍三郎では有りません。一応、カミサマってやつです。 んで、本日はお願いが有って来たのですが・・・・・」

「紅蓮将軍。あまり私をたばからないでくださいまし。」

何を着ていても目立つあの肉体、そして、代名詞ともいえる髪。あれが紅蓮大将でなくて誰なのでしょうか。

「・・・・・・・私は須佐之男と申します。今回は、昨日より目撃されている双胴戦艦 自称日本国軍所属の双胴戦艦、日本武尊について
お願いにあがりました。」

「・・・・・続けてみよ」

双胴戦艦の報告は、昨日の報告に有りました。なんでも、700m程の船だとか。
帝国軍もその速力、砲弾をはじいた力など、興味を持っていたようです。


「では。まず、並行世界と言うのをご存知ですね? その前提で進めさせていただきますが宜しいですね?」

「構わぬ。」

「私は、この世界が嫌いではありませんが、かと言って、蟲共・・・・・ BETAでしたっけ? に
 くれてやるほどどうでもよく思っている訳でもありません。しかし、生憎と私は今、この世界に直接影響を与えるほど、
 力を持っていません。 ですので、彼ら、日本武尊、及びその乗組員を他の並行世界からこの地に呼び寄せました。
 彼らは、必ずや大きな力となる筈です。そのために彼らに貴女直属の独立艦隊としての権限と、彼らのみが使える専用ドック
 を用意してあげてください。」



*****************side 須佐之男*****************

周り一面乳白色の・・・・・ だが何もない世界。

目の前にいるのは煌武院 悠陽。建前上、この日本の全てをあずかる少女、である。

「お話は分かりました。ですが、その話が本当だという証拠はありますか? 
 いくら日本の為に成るからとはいえ、その様なお話をそのまま受け入れることは申し訳ありませんが出来かねます。」

当然と言えば当然か。まぁいいさ。ショウメイできれば良いんだ。

その為にこんな手間をかけれているんだから。

「では、そうですね。 明日の定例議会で聞いてみてください。それでは失礼します。」


うー  疲れた。 ほんとはこんな事しなくても、記憶に上書きすれば思いどおりに出来るんだけど。
でも、できれば納得してほしいし。さてさて・・・・・ 次は斑鳩のジィさんの所にいきますか。





終わった。次はえーっと紅蓮っていうひt・・・・・・・・あるぇ~~


何のかんので終わったのはいいけど。なんで俺とそっくりなんだ。アレか? 先祖がえりってやつか!?

まぁいいや。次行こう次。






・・・・・・









**************
●ピッピリッピー ハイジョー ホンハー ハイホーヘンヘー

鋼鉄の咆哮シリーズにて漂流者(撃沈した船の乗組員)やアイテムのコンテナなどを入手した時に流れる音(声)。
正しくは、”着々戦果を拡張中なり” と言ってるらしいのだが、まったくそう聞こえない。

各登場人物(悠陽、夕呼、紅蓮、その他)のしゃべり方など今一不明だったので
ご指摘お願いします。



[22290] 10月23日 ①
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:c221cacd
Date: 2010/12/15 04:54
2001年10月23日 0800 伊豆諸島-大島東20km 日本武尊 第一議場
*******side ナミ*******

「まず、簡単に歴史の復習と、一つの都市伝説について話したいと思う。
 
 諸君。知っているとは思うが、1930年代に北極海で発見された新資源。その奪い合いに端を発する第二次世界大戦。
 そしてウィルキアから始まった帝国主義。そして新資源を用いて建造された超兵器の類。
 
 ところで、その戦争での話だが。諸君は聞いた事が有るだろうか? 
 北極海の資源をその手中に収めんとする各国と解放軍 -各国の憂国の士達で構成された戦力- との底の見えない泥沼の戦い。
 そこに現れた謎の艦(フネ)。この謎艦の出現によって戦争は解放軍の側に傾くことになった。
 これだけでも眉唾な話ではあるが、さらにその艦ははるばる異世界から時空を超えてやって来た、と言う物だ。

 これらの噂の全てが本当であるとは思わないが、戦争のさなかに何の前触れもなく発生したコンセプトMEKO。
 諸君も知っているとは思うが、この艦に搭載されているHLG-61システムの原型とも言えるものだ--
 明らかに当時の常識を逸脱したコンセプト、そしてそ、何の脈絡もなく発展した関連技術
 これだけを見ても、安易に噂を否定するのは考え物だと思う。」


高校の教室程の室内にいるのは22人。レーダー監視要員2名を除いた全員。
極端に自動化が成された艦内に置いてはこれでも多いくらい   それら全員が、佐藤艦長の話と、その横にあるホワイトボードを見ている。何人かは既に異変に気づき始めているようで、歴史のおさらいで有るに関わらず、その視線には熱がこもっていた。
 

「次に、先日の大嵐の後からGPS機能が使用不可能となっている。これについては、こちら側の機器の不調では無く、
 衛星側の電波の発信方式が変化したものである可能性が高い。 現在、修復を試みているが、復旧の目処は立っていない。

 最後に、昨日収容した漂流者の話では有るが、現在が2001年10月23日であるとの事だ。 知っての通り、我々が戦後処理のために
 横須賀港を出港したのが半年前の1984年4月。17年の差が有る。所持品等についても確認した結果、彼らの言ってる事は
 ”間違いでは無い”可能性が高い。
 
 そして、歴史についても我々の知る歴史と大きく違うようだ。
 年代は割愛するが、
 大きな流れとしては、人類の月面への進出、火星の探査衛星が後にBETAと呼ばれるエイリアンと遭遇、月面へのBETAの進出、
 中国新疆ウイグル自治区・・・・・ キルギスタンの近くだ。 へのBETAの進出、 

  そして、現在ユーラシア大陸のほぼ全土はBETAの勢力圏らしい。

 尚、喜ばしい事と言っていいのか。佐渡島を除いた日本は、今のところBETAの勢力圏になり下がってはいない。
 もちろん、北海道も、だ。


 仮に、漂流者の話が本当だとする場合々は異世界   いわゆるパラレルワールドに迷い込んでしまった可能性が非常に高い。 
 その場合、我々の取るべき選択肢は限られてくる。日本帝国軍に合流するか、否か。 だ。

 そこで、諸君に意見を聞きたい。漂流者の話が本当であるとして、我々がどのような行動を取るべきか、又はどのような行動を取ってみたいかについてだ。」
  

 ホワイトボードには、ユーラシア大陸、及び佐渡島が真っ黒に染め抜かれた世界地図、そして、漂流者の所持品・・・・ 時計、硬貨など年代の分かる物 ・・・・古い年代のものはそれなりに古ぼけている の写真が貼られている。


一人の男が手を揚げ、指名されて起立し、意見を述べる。
”我々は日本人であり、軍人だ。たとえ異世界とは言え、日本と言う国が有り、そこに軍隊が有る以上、そこに参加するのは当然の事だ。
だがその前に我々の国たる北海道に寄ってからこの世界の日本の軍隊に合流することは不可能か?”
と。


「機関長の懸念・・・・・ BETAが我々の故郷たる北海道に侵攻していない事を確認したい気持ちはよく分かる。私も賛成だ。

 だが、その前にBETAの巣であるハイヴについて日本近郊の物を3か所上げておきたい。
 BETAの前線基地とも言える、”ハイヴ”と呼ばれる建造物・・・・ BETAの勢力拡大のための足掛かりは
 ロシア・・・・ あー、ソ連領ブラゴエスチェンスク・佐渡島・韓国領江原道鉄原郡、これら3か所だ。

 距離から言うと、鉄原ハイヴもブラゴエスチェンスク・・・・・・行き先としては稚内。 も、距離的にあまり変わりは無い。であれば、
 私は、機関長が言うように北海道方面に行きたいと思う。之に反対する者はいるか?」


これに反対する乗組員は無く、 その後は主機の修復が完了した、などの報告の後、解散となり、我々は北海道へ向けて進軍することとなった。



*******side 佐藤*******
「前進 強速。」

間もなく、艦は96.7kt(179.1km/h)に達した。 両舷から派手に波を蹴立て、同様に長く派手な航跡を作ってはいるものの、
艦内での影響・・・・慣性の法則による圧迫感は無い。防御重力場αによる効果の一つだ。

まぁ、何にせよ稚内まで頑張っても10時間はかかる。しばらく休憩することにしよう。





2001年10月23日 1030 帝都城 某会議室。
*******side 月詠*******

「さて・・・・・ すべての義務を投げ出し、隠遁した私が言うのも滑稽だが。 会議を始めよう」

声の主は、テレビカメラと、それに一体化したモニター。 それに映るのは日本帝国・皇帝。
彼を始めとして何人かは、実際には此処にはいない。
今開会が宣言された会議は、本来であれば毎日行われる定例会議。

本来であれば斯衛、帝国陸海軍の数人が集まり、決り切った内容を確認するだけの、30分にも満たない会議のはずだった。



私的な事を除いて、最初の異変は、1本の電話だった。
日本帝国皇帝。実権は放棄してもまだまだ各界に影響を及ぼすその人からの電話であった。
それに続いて国連事務次官の珠瀬 玄丞斎、内閣総理大臣たる榊 是親。
それから殆ど時間をはさまず政財界の要人たちetc・・・・・

果ては紅を頂く武家の頭首、など・・・・・・・。
彼らの話す内容はさまざまであったが、全員申し合わせたように「須佐之男」「日本武尊」このキーワードと、殿下への謁見を打診してきたのである。



そういう私も、見た。漆黒のピッチリしたスーツにサングラスの須佐之男を名乗る紅蓮 醍三郎将軍を




・・・・・・・そんな事を考えていると会議室の中に一人の男が現れた。O型に配置された机の中央に。

紅蓮将軍。当然、彼もこの会議に出席して居る。  彼の人知を超えた必殺技だろうか?

そんな筈はない。例え彼がどんなに強かろうと、あくまで人として、衛士としての話。
一瞬で、しかも機材で埋め尽くされた会議室の中央に移動することなど出来る筈が無い。


しかも亦衣服姿で、だ。


そんな事を考えながらも、体は机の上を跳躍し手にした得物は侵入者の首を刎ねる軌道を描き切っていた。



ぞぷり


海底の汚泥に刀を突き刺すような、そんな手ごたえ。



「痛いじゃないですか。折角正装して来たのに。血でも付いたらどうするんですか」


大してあわてる様子もなく


「初めまして。皆様。 須佐之男と申します。  あカメラ映ってますか? 幽霊や神仙の類は映らない事も有ると聞きますが?」


そう宣ったのだ。




2001年10月23日 1837 礼文島西北西200km 日本武尊第一艦橋
***********side 佐藤***********
突然の緊急無線。帝国軍の無線を傍受しつつ、コーヒー豆をローストしていた私の耳に飛び込んできたのは、
日本方面に向けて進撃するBETAに対する警報と、混乱する現場。ブラゴエスチェンスクハイヴから南進してきた個体郡・・・・・・

その数、およそ旅団規模に届かないものの、連隊規模を大きく超えているとの事

・・・・・・蟲螻蛄共。例え関東地方まではくれてやってとしても、この我々の故郷には指一本ふれさせん。


ローストしていたコーヒー豆は、コンロの火を消してそのまま放置。  さて、BETAとやら。肩慣らしをしようではないか。

「各部署へ通達。 本艦はこれより北海道本島への進撃を企図するBETAへの迎撃を行う。
 現段階に置いて、BETAは本艦に対して有効な戦闘能力を有していないと思われる。しかし、万一に備え緊張をもって初戦に臨んでほしい。
 各員の能力に期待する。 以上。」


敵の予想進路は19ハイヴと呼ばれる巣からマクシモフカを経由して留萌辺りへと一直線に到達するルート。
で、あれば、我々はマクシモフカ沿岸にて迎撃すればよい。BETAが別の進路をとるなら、それに合わせて移動すればよい。

「本艦はこれより戦闘を開始する。AFK旗を掲げよ!!」



[22290] 10月23日 ②
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:2859dd82
Date: 2010/12/15 17:25
2001年10月23日 1920 帝国海軍北方艦隊 旗艦 第一艦橋

***********side 艦隊司令 西崎***********


ところで、戦艦と言う物について少々説明をしよう。
まず、戦艦の主砲と装甲について、だ。
もっとも、所謂我々が持つ戦艦の常識がアレに通じるか疑問ではあるが。

戦艦のコンセプト。簡単に言うと同規模のライバルと殴り合いをするための艦だ。

殴り合いに必要な物・・・  コブシと体力。つまりは攻撃力と防御力。
そして、想定される敵は、己と同型かそれ以上の戦艦。

従って、せめて己が有する主砲程度は防げるように、と装甲はある。

つまりは、だ。

戦艦の装甲っていうのは自艦の砲に耐えられる程度は施されるものだ。
もし、70〜110cmの砲を装備する戦艦があれば、その装甲は推して知るべし、だ。
間違っても200mm砲、30cm砲で貫ける物ではないだろう。


次に、対地ミサイルがこれだけ発展している現代でも、戦艦と言う艦種が残っている理由について、だ。
もっとも、これについては独断と偏見によるものだが・・・・ BETAが大きく関係していると思う。
考えても見てくれ。ただ爆発して終わりな砲弾、ミサイル。
それだけを考えるなら、構造が簡単で炸薬量の多い方が有利だろう。

確かにミサイルは戦艦だろうが油槽船だろうが簡単に取り付けられるしデータリンクを使用すれば簡単な台座から高精度の攻撃が可能だ。
では、一発あたりのコストは? 電子機器が満載されたソレのコストは決して安い物ではないだろう。

対して砲弾は? 砲座、つまりは戦艦を用意するには相当の金が掛かる。
データリンクを使用することで精度向上が期待できるのもミサイルのソレと大して変わらない。
決定的に違うのが、1発あたりのコスト、だ。
ただ撃ちだして終わり。原理として拳銃となんら変わらない単純さ。それゆえに1発あたりのコストはあまり高くない。


そして、継続的火力として考えた場合、通常のVSL方式のミサイル発射機では、再装填に時間がかかり、装填可能な弾数においても
艦砲に及ぶべくもない。


もっとも、いくら装填が速いとは言え、艦砲にしても
仰角を戻し、排莢、再装填、仰角を取る
という作業が有る以上、1秒以下で終わらせられる作業ではないが・・・・・・・




しかし、現実とは不思議な光景を目にする事が出来る。
今私が目にしているのは、巨大な双胴戦艦。

しかも、70〜110センチと思われる単砲塔を各砲 秒間約2発以上、分間にして150発以上の射撃を、
装備する12門すべて、之を持って斉射を行っているのだ。

分間1500発の、最低でも70センチ砲の制圧射。

こんな火力を行使ができるのは、目の前の現状を除けば恐らく米国・・・ しかもほぼ全ての戦艦をかき集めればどうにか・・・・ と言う程度だろう。

そして防御力。
そもそも、この世界中何処を探したら、光線属種の攻撃に何度、いや何十度とさらされて平気な、損傷の"そ"の字も見えないような船が有るだろうか?
奴等は光線属種の攻撃をサーチライトか何かと勘違いしてるのではないだろうか?






色々な事を言ってしまったが、今確実に言える事は、彼らが攻撃してこなくて本当に良かった。
そして、彼らの砲口がこちらに向かない事を切に願う。






2001年10月23日 1937 マクシモフカ沖1km 日本武尊第一艦橋

***********side 佐藤***********


五臓六腑にしみわたる砲撃音。之こそが艦砲射撃の醍醐味。
本来であればその醍醐味を十二分に味わえるはずの第一艦橋に居ても、弱装薬のクラッカー程度の音しか聞こえない。
振動についてもしかり。艦内への砲撃の影響は震度1程度の振動と弱いクラッカー程度しかない。
それらの原因は防御重力場の恩恵に他成らないだろう。

もっとも、100サンチ砲の斉射を分あたり150発*12門射出するような場合、
まともに付き合ってたらこっちの体が「くりーむ? しちゅー」に成ってしまう。

・・・・・・まぁ、衝撃と音を打ち消してる訳ではなく、防御重力場が艦外に逃がしてるだけなので、外への影響は若干強くなるが。

そんなこんなで、陸上のBETA排除は滞りなく進んだ。
強いて難点を上げるとすれば、マクシモフカ沖合に進出する際に現地海軍勢力のすぐ近くを横切ったのと、
追撃してきた現地海軍勢力が、当艦の砲撃の際に発生した波で何隻か沈没した事、位だろうか。
たかが駆逐艦の1隻や2隻、と言う訳ではないが、斉射の際に大きな波が発生する事については警告をした。
その上での出来事であるため、これは仕方のない事だ。

それと、何度となく強力な探照灯の照射を受けた時は、その後に来るであろう着弾に肝を冷やした事もあったが、
何の事はないあの照射その物が攻撃だったようだ。そうと分れば、あとは照射元に座標を合わせて砲撃を行うだけだ。


本来であれば海底を進撃するBETA。 これの排除を行うべきである。
現在、それが出来ないでいる大きな原因として、海底を潜航する潜水艦らしき物体と、そこから分離した特殊潜航艇らしき物体。

対潜攻撃を行った場合、それらの船舶にも影響が出る可能性が高いのである。










2001年10月23日 1952 帝国海軍北方艦隊 旗艦 第一艦橋



***********side 艦隊司令 西崎***********

ここに一通の命令書がある。

先刻、蒼の<斑鳩家当首>の武御雷が護衛を引き連れ搬送して来た物だ。


部隊間通信を使えばいい物を・・・・・・・・   命令書を読むまではそう思っていた。


命令書の内容。それは"日本武尊"を名乗る双胴戦艦に対して最大の便宜を図ること。
そして、それに反しない限り速やかに帝都に出向居て貰いたいとの事。

資料として添付されている静止画像。 それは単艦で、BETA、しかも地中侵攻などで最終的に旅団規模を
大きく上回る数の大軍を撃破した所属不明の戦艦。


そして、文書その物は現・征夷大将軍 煌武院悠陽 の直筆で書かれている物の
連名として
日本帝国・皇帝
榊 是親、
斑鳩家当主や、その他5摂家

錚々たる面々の署名があった。
  


これが何を意味するのか。何故、皇帝陛下の御署名までがあるのか。
それは、分らない。 
唯、確実に分かるのは

"何を差し置いても実行しなければならない命令であること"と"少なくても現時点では帝国はあの戦艦を敵視していない"

この二つだ。それならそれで良い。我々は与えられた命令を粛々と遂行するだけだ。


「しかし・・・・・・ よかった。」

誰知らず、安堵の言葉が口をついた。
何が良かったのか。

もし仮に、この命令書の内容が、"日本武尊を称する不審船を拿捕せよ" いや、拿捕ならまだいい。

"日本武尊を称する不審船を撃破せよ"等と言う物だった場合、はたして、我々は勝つことが、いや、そもそも小破なりともさせる事が出来るのだろうか?


帝国が、件の戦艦を敵視、若しくは危険因子と判断する可能性は否定できなかった。 もっとも、今となっては杞憂であるが。



[22290] 外伝 ヴィルヴェルヴィント君の憂鬱な日課
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:a802b40c
Date: 2010/12/06 05:14
補給が無い。軍隊に於いてこれ程怖いものは無いだろう。 たとえそれが艦隊をも消滅させられる力のある高速巡洋艦であったとしても。


1/144ぼるけんくらっつぁー
「ヴィルヴェさーん。お客さんですよ~~」

ドレッドノート
「大丈夫。終わったら引き上げてあげるから。」

アマテラス
「まーたお前か~ 人気あっていいな~おぃ」

替る!?替わってくれる!??


・・・・・・・・・・どうやら、お客さんのようである。

韋駄天の名を持つ私に楯突くとは面白い。 音に聞こえたこの駿足で叩き潰してくれるわ!!



と言いたいところだが。最近補給が滞ってて力が出ない。。。。。

しかも、敵は例によって例の如くあいつだと思う。






『超高速巡洋戦艦 ヴィルヴェルヴィント接近!!』




目の前に見えるのは一隻の駆逐艦サイズの船。どうやら武装は7.7mm機銃1門だけのようだ。
だが、見た目に騙されてはいけない。こいつの一番厄介な所。それは・・・・・・・・・







最高瞬間速度164ノット、戦闘速度140ノットオーバー。





その駆逐艦が、7.7mm機銃のみで向かってくるのだ。防御系補助兵装満載で。


追いつかれて嫌がらせの如く後ろからコココココココココッ。


10分間。真綿で首を絞めるかのごとくコココココココココッ。

どんなに頑張って最高速度だしてもコココココココココッ。

ちょっとずつちょっとずつ7.7mm機銃でコココココココココッ。



いじめってこう言うのを言うんだなー

しかもこっちの攻撃は電磁防壁βと防御重力場βとでほぼ無効化。




コココココココココッ
コココココココココッ



『超兵器、撃破~~~~』



はいはいお疲れさん。


さて。ドレットノートさんが来るまで暫く休憩しますか。



「おーい。迎えに来たよー」


ぁ、のーちらすさんが迎えに来てくれた。 ドレットノートさんはどこいったんだろ?

「あーグロースシュトラールちゃんと買い物に行ったらしいよ。それと、いつものお客さん来てるから早めに準備してね」



もう来たのかよ。

・・・・・・・・・たぶんしばらく続くんだろーなー



[22290] 設定、というか ゲームの紹介と言うか、用語解説なもの
Name: 上弦◆9c67bf19 ID:a802b40c
Date: 2010/12/04 13:21
鋼鉄の咆哮って何?

WW2の海戦をモチーフとしたシューティングゲーム(基本的には。)

流れとしては
戦闘(金稼ぎ)⇒武器開発⇒船舶の設計⇒戦闘 と消化していき、クリアを目指すものです。
アーマードコアやフロントミッションの海戦版、と考えてもらうと分かり易いかもです。


ゲームの2大要素
・戦闘パート
・開発/設計パート
 ・船の武装などを開発設計するパートです。
  船のパーツ(砲などの武装、艦橋、煙突、主缶、主機、補助兵装(レーダーとかなんか)防御用装甲、艦旗)の中から
  乗せられる重量、部品総数、乗せられる場所などを考えて載せていきます(要するに、乗せられるところに乗せられるだけ乗せる)
   ・外観にこだわる(俺、大和つくる! 的な。)
   ・火力、速力、防御力に拘る。(防御は当然 対80cm広域防御でしょ!!とか。)


こんな船ができます。(例
・40cm3連砲を16門積んだ戦艦。            とか。
・100ノット出せる戦艦。ただし武装は10cm単砲1門のみ。とか。
・船首と舷側にドリルと円ノコ付けた船、       とか。
・花火が打ち上げられる船、             とか。



こんな敵が出てきます。(例
・ロックオンできない敵
・レーザー積んだモーターボートの群れ
・レーザーと魚雷とミサイルなんかで武装した巡洋艦がごっそり。
・無限に艦載機出してくる航空母艦。



こんなBOSSが出てきます。(例
・60ノットは出る全長1km位の巡洋艦         (ヴィルヴェルヴィント)
・でっかい双頭爆撃機(翼長さ200m)        (アルケオプテリクス)
・無限に小型艦を吐き出すでっかい強襲揚陸艦    (デュアルクレイター)
・光り輝くレーザー戦艦              (グロースシュトラール)
・巨大氷山空母                  (ハボクック)
・タイフーンよりおっきい攻撃型潜水艦       (ドレッドノート、ノーチラス)
・でっかいドリルに船がくっついたやつ       (アマテラス、アラハバキ、あら、葉巻?)
・でっかいレーザー(太陽凝縮砲)放ってくる油田   (ヘル・アーチェ)
・ちっさいレーザー戦艦(容赦なく波動砲放ってくる)(1/144ぼるけんくらっつぁー)
・ねじり鉢巻きしたでっかいイカ          (キョウフノダイオウイカ)



最後に。
書き出しにWW2をモチーフにした、と書きましたが、100cm砲とか、波動砲とか、光子榴弾砲とか、アヒルとか。
訳のわからんものまでいろいろ出てきます。
 まぁ、光栄クオリティー、ってやつです。

*******人物紹介*******
●日本武尊艦長 佐藤 大輔(サトウダイスケ)
 ※日本で一番多い名字と思われる佐藤+一番多いと思われる男性の名前大輔
  命名際して、深い意味は無い。

●オペレーター ナミ

●10月22日の警衛司令
表門歩哨など警衛隊の形態を各中隊の持ち回と解釈。この時は女性警衛司令。

*******用語解説的な何か************
●超兵器
 ウォーシップガンナー・ウォーシップコマンダー全部を通じて出てくる、いわゆる各ステージのBOSS。
 特殊な機関を搭載している事になってる。基本的に巨大な船

●波動砲
 文句なしの必殺兵器。海上、陸上兵器に対しては強力。 潜水艦には効果ありません

●100砲
 単砲のみ。一見してネタ兵器だが・・・・・・

●400ガトリング砲
 いわゆるバルカン砲のでっかいやつ。

●防御重力場β
 強力な重力場を作り出し、実弾兵装を減衰させるもの。βで95%減少

●電磁防壁β
 強力な電磁波を作り出し、光学兵装を減衰させるもの。βで95%減少

●謎の推進装置
 積むと40%程度早く疾れる。なんで速くなるのかは、謎。もちろん 謎の推進装置 も、ある

●無限装填装置
 謎パワーによって弾の心配がいらなくなる。 入手は面倒だけど手に入れる価値は ある?

●漂流者の保護
 鋼鉄の咆哮のゲーム本編において、軍に殉じた名艦長。 エクストラモードでは南の島で独身貴族を謳歌している。
 この艦長の保護(南の家の島の破壊)を企図する作戦。砲声などを聞きつけて敵艦がうじゃうじゃ寄ってきた。

●島の掃除
 とある島に巣くうのら戦艦やらのら空母、のら駆逐艦の駆除を企図した作戦。

●副官たちの喧嘩の仲裁
 副長たち(♀♂ ♂(壮年の良いオヤヂ))の三人が艦長を巡って恋のバトル!!なんか夫々の副官が艦隊まで持ち出してきた!!
 この副長たちをなんとかする(全滅させる)のを企図した作戦。

●究極生モノ兵器
 本編の厄介者、変なオジサンが復活した。今度は船じゃなくて巨大な烏賊でおおあばれ!!
 げそ焼き食べたい!! 艦長!!!なんとかして!!! な作戦

●超ミコシ
 艦長を搭載して水兵たちが担ぐ神輿。特に目出度くもない。

●超ギンダマ
 超ミコシに搭載されているギンダマ。 当たると痛い。

●MEKO
MEKOとはMEhrzweck-fregatten KOnzept(多用途フリゲート・コンセプト)の略語で、兵器や電子機器、
その他の装備品をモジュールとしてまとめることによって保守整備の手間やコストなどを低減するコンセプトのことである。

基本となる船体がまず設計され、そこに兵装や電子機器のモジュールをはめこんでいくことによって、
顧客の希望に応じた艦を比較的安価に入手できる上、モジュールを取り替えることで簡単に改装できる。(wikiより。)

●ピッピリッピー ハイジョー ホンハー ハイホーヘンヘー

鋼鉄の咆哮シリーズにて漂流者(撃沈した船の乗組員)やアイテムのコンテナなどを入手した時に流れる音(声)。
正しくは、”着々戦果を拡張中なり” と言ってるらしいのだが、まったくそう聞こえない。

●光学迷彩艦旗
WSGでは一艦につき旗(等)を掲げることができる。その内の一枚。
効果は敵レーダー性能 -10% ちょっとアレンジしてみた


感想掲示板 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.0921039581299