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韓国 口てい疫の感染が拡大

12月15日 22時36分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

韓国で、家畜の伝染病、口てい疫の感染が拡大しており、韓国政府は家畜の処分を進めるとともに、警戒レベルを引き上げて、消毒の徹底など、注意を呼びかけています。

韓国では、先月29日、南部のアンドン市にある養豚場の豚が口てい疫に感染したのに続き、15日は、およそ200キロ離れたソウル近郊のキョンギ道でも2か所の養豚場で口てい疫が確認され、これまでに感染が確認されたのは韓国国内で9か所となりました。こうした事態を受けて、韓国政府は、15日、警戒レベルを4段階のうち2番目に深刻なレベルに、1段階引き上げて、感染が確認された場所から半径20キロまでの地域で消毒の強化や家畜の移動を制限する措置を始めたほか、畜産農家の人たちにできるだけ外出を控えるよう求めています。韓国政府は、感染が確認された地域周辺で、これまでに850の農家で豚や牛、あわせて15万2000頭を処分するなど、感染拡大の阻止に全力を挙げているとしています。韓国では、ことし1月から5月にかけても口てい疫の感染が各地で確認されており、6月に終息宣言が出されていました。一方、日本の農林水産省は、韓国からの口てい疫の侵入を防ぐため、各都道府県に通知を出して、消毒を徹底するなど注意を呼びかけています。