・「あのひと」が、とてもすばらしく見えたとしても、
「あのひと」と人生をとりかえっこしたら、
「あのひと」には、「あのひと」なりの
たいへんさがあるんだと気づくだろう。
矢野顕子さんの『Happiness』という歌は、
そんなテーマで詩を書いたものです。
(『Oui Oui』というアルバムに入っているので、
興味のある方は、ぜひお買い求めください)
じぶんの経験してきたことや、
じぶんをとりまいている環境って、
いいところについても、わるいところについても、
それなりになれているものだから、
いろんな対処の方法も知っているんですよね。
急に、じぶんが別の人になれたとしても、
その別の人の「なれている」部分を引き継げなければ、
あわてたり、おろおろするばかりでしょう。
そう考えると、じぶんって、
なかなか時間をかけてつくられている「作品」です。
好きじゃないところも、けっこうあるでしょうし、
取り返しがつかないような欠点も、あるでしょうが、
「じぶん以外には引き受けられない」ものかもしれない。
・とにかく、「このじぶん」とつきあうしかない。
それはあきらめではなく、自己愛というのでもなく、
他の選択肢なんか、ないからだ。
気に入らないところがあるようだったら、
修理したり、改良したり、削ったり増やしたり、
変えていきながら、つきあっていくしかない。
たぶん、もうこの年齢になったから言えるのだろうが、
ここまで長いことつきあってきた「じぶん」は、
誰にも渡せないし、誰のものでもないよ。
今日も明日も、ぶかっこうな「作品」として、
さらに取りかえられないものになっていく
(実は、それは、赤ん坊だって同じことなんだよね)。
たまたま『Happiness』を聴いて、思ったことでした。
今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
新しいくびまき発売日。1歳から100歳以上、似合うよ。
「あのひと」と人生をとりかえっこしたら、
「あのひと」には、「あのひと」なりの
たいへんさがあるんだと気づくだろう。
矢野顕子さんの『Happiness』という歌は、
そんなテーマで詩を書いたものです。
(『Oui Oui』というアルバムに入っているので、
興味のある方は、ぜひお買い求めください)
じぶんの経験してきたことや、
じぶんをとりまいている環境って、
いいところについても、わるいところについても、
それなりになれているものだから、
いろんな対処の方法も知っているんですよね。
急に、じぶんが別の人になれたとしても、
その別の人の「なれている」部分を引き継げなければ、
あわてたり、おろおろするばかりでしょう。
そう考えると、じぶんって、
なかなか時間をかけてつくられている「作品」です。
好きじゃないところも、けっこうあるでしょうし、
取り返しがつかないような欠点も、あるでしょうが、
「じぶん以外には引き受けられない」ものかもしれない。
・とにかく、「このじぶん」とつきあうしかない。
それはあきらめではなく、自己愛というのでもなく、
他の選択肢なんか、ないからだ。
気に入らないところがあるようだったら、
修理したり、改良したり、削ったり増やしたり、
変えていきながら、つきあっていくしかない。
たぶん、もうこの年齢になったから言えるのだろうが、
ここまで長いことつきあってきた「じぶん」は、
誰にも渡せないし、誰のものでもないよ。
今日も明日も、ぶかっこうな「作品」として、
さらに取りかえられないものになっていく
(実は、それは、赤ん坊だって同じことなんだよね)。
たまたま『Happiness』を聴いて、思ったことでした。
今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
新しいくびまき発売日。1歳から100歳以上、似合うよ。