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きっかけはさかなクン 70年ぶりに確認 絶滅種の魚生きていた!

山梨県の西湖で約70年ぶりに確認された「クニマス」
山梨県の西湖で約70年ぶりに確認された「クニマス」
Photo By 共同

 かつて秋田県の田沢湖にのみ生息し、絶滅したとされていた日本固有の淡水魚「クニマス」が山梨県の西湖で約70年ぶりに確認されたことが15日、京都大の中坊徹次教授らの調査で分かった。

 クニマスは環境省のレッドリストで「絶滅」種に指定されており、絶滅種の魚が発見されたのは初めて。同省は指定見直しを検討する。

 中坊教授は「田沢湖で絶滅する5年ほど前に、放流のためにクニマスの卵が西湖に運ばれた記録がある。この時の卵を元に繁殖を繰り返したのではないか」と話している。

 クニマスは体長約30センチ。1940年ごろ田沢湖に強酸性の水が入り、死滅したとされていた。

 中坊教授が2月、テレビなどで活躍する東京海洋大客員准教授「さかなクン」にクニマスの絵を描いてほしいと依頼。さかなクンが特徴の似た西湖の「ヒメマス」を取り寄せたところ、クニマスと色が似たものが交じっていた。中坊教授がえらや消化器官の構造を分析し、クニマスと一致することが分かった。

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