古今亭志ん五さんとのお別れに、千駄木のお宅に伺った、ゆっくりお別れがしたかったのだ、数少なくなってしまった戦友がまた一人、旅立ったってしまった、思い出されるのは、最後の三木のり平公演の打ち上げで、二人が取り残され、朝の通勤時間に帰宅した事、お互い内弟子経験が有るので話しが合い、たまに出会うと生真面目で寡黙な彼がよく喋ってくれた、、、、残念だが静かに息を引取ったと聞いたのがせめてもの救いだ、年を重ねると友人を送る事が多くなるが自分より若い人に先に行かれるとショクが大きい。 奥さんに聞いた、彼が病室で「俺、死ぬのが楽しみだ、だって向こうに行けば、大師匠や師匠それに、のり平先生と毎日話が出来るだろう」この一言が心に沁みた。 合掌