出掛ける時何時も途中の景色ばかり眼に付いて、先の話に進まなかった。今日は梅ヶ丘の「街の灯」で家城巳代治監督、山本亘主演の『ひとりっ子』の上映会に誘われた、第一回目でこれから毎月一回開催予定だとの事、八月と云うことで、若者が戦争に対して悩む姿を描いた四十年数年前の作品、見たことすら忘れていた作品だが、今回観てその素晴らしさ、懐かしい背景の中若者が成長して行く姿に映画の良さを改めて感じた。上映後、山本亘さんと久々に昔話に花が咲いて楽しい一時でした。ちなみに、九月は十九日、溝口健二作品『折鶴お千』の予定だそうだ。