産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が11月20、21両日に実施した合同世論調査で、菅直人内閣の支持率は前回調査(10月30、31日実施)の36・4%から14・6ポイント急落、6月の政権発足後最低の21・8%となった。不支持率は59・8%(13・3ポイント増)と6割に迫った。
放言辞任となった柳田稔法相に「当然」「やむを得ない」と与野党議員から厳しい声が相次いだ。元法相で自民党・高村正彦衆院議員(68)は「法相が、この言葉を使うことは割と多い」と自らの体験を基に振り返る。「それが質問への適切な答弁だから。だが、彼は『分からなかったら、これをいう』といっている。法相の資格はない」と話す。一方、身内の民主党・橘秀徳衆院議員(41)は「柳田法相は人柄の良い人だが、発言は看過できない。政治家の発言は重くあるべき」と残念そうに語った。