スポーツ報知のメインコンテンツへジャンプ

◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇

◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇

スポーツ報知>社会

ここからスポーツ報知のメインコンテンツです

「脱小沢」トップテン入りも菅首相も枝野氏もみ~んな辞退…流行語大賞

新語・流行語大賞のトップ10に入った「脱小沢」だが、表彰式は受賞者辞退

 今年最も話題になった言葉を選ぶ年末恒例の「2010ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表された。60のノミネートのうち、関連する言葉が5つ入っていた民主党・小沢一郎元代表(68)だったが、トップテン入りは「脱小沢」のみ。しかし、受賞対象者となるべき民主党の菅直人首相(64)も枝野幸男幹事長代理(46)も姿を見せなかった。年間大賞には漫画家・水木しげるさん(88)の妻・武良布枝さん(78)が原作者で、NHK朝の連続ドラマにもなった「ゲゲゲの~」が選ばれた。

 「受賞者は辞退なさいました」。司会者は一言だけ告げると、さっさと次に移ってしまった。流行語大賞のトップ10に政治の世界から唯一選ばれた「脱小沢」。だが、小沢一郎氏本人はもちろん、この言葉が似合うはずの菅首相、枝野幹事長代理、仙谷官房長官らの姿はなかった。「政権交代」が年間大賞に選ばれた昨年とは打って変わり、何ともお寒いシーンだった。

 受賞者や交渉の過程は非公表だが、主催者側は菅首相らを想定していたとみられる。とはいえ支持率が低迷し、問題山積の中、賞を受け取るだけの度量も余裕も、“脱小沢”の面々にはなかったようだ。08年の「あなたとは違うんです」の福田元首相や、05年郵政解散総選挙時の「刺客」など、受賞辞退した例は、政治絡みの言葉ばかりだというのも皮肉な結果だ。

 賞の選考委員で、現代用語の基礎知識の清水均編集長は「今年1年、小沢、反小沢陣営のにらみ合いで国民は振り回された。それを白日の下にさらしたかった」と“嫌み”の意味も込めて、あえてこの言葉を選んだことを明かした。選考委員の神足裕司氏も「授賞式に誰か来れば、太っ腹だったんだけど」と、苦笑いしていた。

 同じく選考委員のやくみつる氏は「小沢さんは来ないまでも、誰かひとり(式に)来てくれれば。来ないということで、もう党の混迷ぶりを露呈していると思う」とバッサリ切って捨てた。「“脱小沢”によって、色々なことが実現できていれば、プラスの意味になっただろうけど、党がゴタゴタしただけで、今はマイナスの意味ですね」。今年の政界から唯一選ばれた「脱小沢」とは、結局、党内の派閥争いを象徴するだけの言葉にすぎなかったようだ。

 トップ10入りの言葉は、壇上で解説のアナウンスとともに紹介される。「“反”だの“脱”だの“親”だの、レッテルはりっこばかりだと、“脱・民主党”が近付いてくるよ!」と、無人の壇上に、痛烈な紹介の言葉だけが流れていた。

(2010年12月2日06時03分  スポーツ報知)

この記事をlivedoorクリップに登録 この記事をYahoo!ブックマークに登録

ソーシャルブックマークに登録

お薦めアイテム

携帯サービス

  • ニュース
  • GIANTS
  • 釣り
  • 競輪
NEWS 読売・報知

国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)

NEWS読売・報知の詳細へ

モバイルGIANTS

巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!

モバイルGIANTSの詳細へ

報知つり速報

翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)

報知つり速報の詳細へ

報知競輪情報

携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)

報知競輪情報の詳細へ

スポーツ報知の出版物 スポーツショップ報知
報知新聞社出版局 スポーツショップ報知