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年金100万人超、記録ミス? 機構調査 紙台帳と不一致8%

2010.12.15 06:33

 日本年金機構は14日、オンライン上の厚生年金記録と原簿に当たる紙台帳との照合結果をサンプル調査したところ、8・1%の人で内容が不一致だったことを公表した。単純推計すると、厚生年金、船員保険のみに加入歴がある100万人以上の記録で入力ミスや入力漏れの可能性がある。

 サンプル調査の対象は厚生年金、船員保険だけに加入していた約1800万人のうちの5901人で、大半が50歳以上。うち477人に記録内容の不一致が見つかった。

 政府は平成20年にも、オンライン記録と紙台帳を照合してサンプル調査しており、約560万件に入力ミスの可能性があると推計していた。人数ベースでの推計は今回が初めて。対象者ごとに記録が結び付く紙台帳は1人平均で7〜8件あり、不一致が生じる割合は件数ベースでも人数ベースでも同程度という。

 調査によれば、記録内容が一致しなかった477人のうち、記録を訂正すれば年金受給額が増えるのは調査対象の6・9%に当たる409人で、平均で年3万3千円増となる。無年金だった2人が新たに年金受給者になるケースもあり、うち1人は年額約105万円を受け取れるようになる見込みという。

 年金機構は年金記録の自己点検を呼び掛ける「ねんきん特別便」を送付しているが、不一致だった人の約9割が、無回答か「誤りはない」と答えていた。

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