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2010年12月14日(火) 19:37 |
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幻の蟹「どてきり」の調理実習
どてきりを使った日本料理の講習会が、岡山市の調理学校で開かれました。
硬い殻を割るためにハンマーも登場です。 ハンマーで叩く音が実習室に響きます。 さばかれているのは、幻の蟹「どてきり」です。 講師は、玉野市で料理店を営む吉本誠さんです。 どてきりの正式名称は「ノコギリガザミ」、瀬戸内海ではめったに姿が見られなくなり、幻の蟹ともいわれています。 吉本さんら玉野市商工会議所のメンバーは、どてきり復活を目指しカニを飼育する水槽を設置するなど、養殖に取り組んでいます。 講習会が開かれたのは、岡山市の西日本調理製菓専門学校です。 吉本さんはこの学校の講師も勤めています。 作るのはどてきり鍋。 用意されたどてきりは、吉本さんが半年かけて飼育したものです。 生徒は、殻を割るコツなどを教わっていました。 約1時間後、鍋が完成し、生徒は早速試食しました。 一人でも多くの人にどてきりの魅力を知ってほしい、14日の講習会で、吉本さんの願いが少し叶ったようです。 今後もどてきりの復活に向けて挑戦を続ける吉本さんです。
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