「WBC世界Sフライ級タイトルマッチ」(2月5日、大阪府立体育会館)
挑戦者・名城信男(六島)が14日、東京・目黒区の日大ボクシング部道場で出げいこし、王座返り咲きを誓った。プロの選手が、アマチュアの練習施設でアマと合同練習を行うのは異例で、名城が“プロ代表”として橋渡し役を買って出た。
かつてのプロ野球とアマ野球のように、これまでボクシング界にはプロとアマには高い垣根があった。今回は、名城を指導する藤原トレーナーが日大ボクシング部出身という縁で、合同練習が実現。プロとアマの雪解けへ大きく前進した。
日大の学生3人を相手に2ラウンドずつ、計6ラウンドのスパーリングを行った。名城は「今日はいい刺激になった。これからもこういう機会を増やしたいし、これがきっかけになればうれしい」と、交流の活性化をうながした。