社会
志賀1号機 相次ぐ停止に住民は…
(石川県)
13日、作業が正常に行われず、手動停止が決まった志賀原子力発電所の1号機。2日にも停止しており、相次ぐ運転停止に、住民からは不安の声が出ている。北陸電力の志賀原発1号機は、再循環ポンプの部品交換のため、2日に原子炉を停止し、12日に再稼動した。ところが13日、制御棒の引き抜き作業中に、予定されている引き抜き位置より、45センチ多く引き抜いてしまうというトラブルが起きた。北陸電力では「操作に問題はなく、その後は正常に作業しているため、一過性の現象ではないか」と説明しているが、点検のため、原子炉を14日午前4時に停止した。再稼動後、わずか一日でのトラブル。住民からは、「不安に感じる」「もうちょっとしっかりしてもらいたい」「対応は従来よりは多少改善された」など、さまざまな声が上がっていた。北陸電力では、制御棒が想定以上に動いてしまうという事態は、他社の原子力発電所も含めて「年に2、3件あること」だとしている。ただし、部品の交換も含め、原因がはっきりするまで原子炉の運転は見合わせる予定。
[ 12/14 19:42 テレビ金沢]