北の大地に根を生やします−。フジテレビ系「とくダネ!」の人気リポーター、大村正樹(43)が来年4月から北海道文化放送でスタートする大型生情報番組のキャスターに就任することが14日、分かった。
「とくダネ!」でつちかった幅広く深い取材力と分かりやすいリポートが認められての抜てき。新番組はウイークデーの夕方帯で2時間半、北海道ローカルで放送される。24日からCMが流れ、タイトルを含めた詳細は来年の元日、発表される。
大村はサンケイスポーツの取材に「北海道の人がいま知りたい情報をどこよりも分かりやすく、ていねいに伝えたい。やる以上は骨を埋める気持ちで、ベストを尽くします」と意欲満々。事件、事故はもちろん、地元に密着した生活情報や人々の絆のほか、芸能情報まで幅広く取り上げるという。
「とくダネ!」の18年間の取材は多岐にわたった。「危険な目には何度も遭いましたね。(03年の)イラク戦争では闇市で銃口を突きつけられたし、北朝鮮では身柄を拘束されたこともあります。でも、去年、奄美大島で見た皆既日食の美しさは忘れないし、サッカーW杯では多くの選手と腹を割って話し合えた」と振り返った。豊富な経験とシャープな語り口は、多くの道産子を引きつけそうだ。