地元京都のニュースを中心にお届けします

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2010年12月15日

12月15日(水)京の予定

(2010.12.15)
-観覧温室夜聞開園&クリスマスイルミネーション2010(午後5時30分~8時・24日まで・府立植物園観覧温室・左京区)
-年末防火運動街頭広報(午前10時30分~・イオンモール京都・南区)

2010年12月14日

強盗を想定し金融機関で訓練

(10/12/14)
現金輸送車を狙った強盗事件を想定した訓練が、きょう、京都市南区の京都府農協会館で行われました。
この訓練は、府内におよそ100店舗を持つJA京都信連=京都府信用農業協同組合連合会が、南警察署の指導のもと行ったもので、本店の職員らおよそ15人が参加しました。
訓練では、警官が強盗犯と人質に扮し、職員が、逃げた犯人の人相や服装、所持品などの特徴を思い出しながら記録しました。
続いて、水の入ったプラスチックのボールをカラーボールに見立てて投げる訓練も行われ、「体ではなく足元を狙って」などとアドバイスを受けながら、職員が犯人役の警官にボールを投げていきました。
さらに、振り込め詐欺のことし1年間の被害総額が府内で6,000万円近くにのぼっていることを受け、窓口やATMに1人で訪れた高齢者に対し、積極的に声をかけるよう心がけて欲しい」と職員に協力を呼びかけました。

山科区のアパートで火災 男性が死亡 部屋の住人か

(10/12/14)
けさ、京都市山科区のアパートの一室で火事があり、この部屋に住んでいたとみられる男性1人が死亡しました。
きょう午前7時ごろ、京都市山科区西野今屋敷町の2階建ての木造アパート「ハウス松井B棟」で、「二階から煙が出ている」と通行人から消防に通報がありました。
消防車両13台が出動し、火はおよそ15分後に消し止められましたが、火元とみられる2階の一室の玄関付近で、倒れていた男性1人が重いやけどのため、搬送先の病院で死亡しました。
警察によりますと、部屋の中の3畳間のみが燃えていて、ゴミや衣服などが散乱した状態だったということです。
警察は、死亡したのは、この部屋で独り暮らしをしていた63歳の男性と見て身元の確認を急いでいます。

京都府と府内商議所が懇談

(2010/12/14)
京都府と府商工会議所連合会との懇談会がきょう開かれ、山田知事と府内8つの商工会議所の会頭が
地域振興策などについて意見を交わしました。
懇談会は、地元企業の声を府の施策に取り入れるため、予算編成を控えたこの時期にまいとし開かれているもので、京都商工会議所の立石義雄会頭をはじめ、北部の舞鶴、綾部から南部の宇治、城陽まで府内8つの商議所の会頭が道路や鉄道などインフラ整備を軸とした産業・観光の活性化について要望や意見を述べました。
このなかで、綾部・舞鶴・福知山・宮津の北部4商議所からは、JRとKTR=北近畿タンゴ鉄道を軸とした府北部の周遊観光策の構築が、また、宇治商議所からは小規模企業が海外に販路を拡大するための支援事業の拡充などが求められました。
山田知事は、「インフラ整備については、国の予算上進まないことを憂慮している」とした上で、「予算確保に向け行政と経済界が協力して要望していく必要がある」と語りました。
一方、京都商工会議所の立石会頭は、「関西広域連合が発足したが、これからの地域主権時代には、
それぞれの地域の強み、知恵を生かし連携しあうことが大切」と述べました。

12月14日(火)京の予定

(2010.12.14)
-山科義士まつり(午前10時~・毘沙門堂~大石神社・山科区)
-大絵馬奉納(午前11時~・下鴨神社 舞殿・左京区)
-義士会(午前10時30分~・法住寺・東山区)

2010年12月13日

ダウン症の子ども持つ親たちの愛情あふれる写真展

(10/12/13)
ダウン症の子どもを持つ親たちが、「障害のある子を持つことは不幸ではない」という思いを込め、わが子の日常をとらえた写真展が京都市内で開かれています。
弾けるような笑顔にあふれた写真からは、楽しい笑い声が聞こえてきそうです。
京都市中京区の産婦人科医院・足立病院の医療施設「シンフォニア御池」ギャラリーで写真展を開いているのは、ダウン症の子どもを持つ親たちの集まり「トコトコの会・京都」です。
障害児を持つ親の多くが様々な悩みを抱えたり、中絶を選ぶ母親がいることから、不安や戸惑いを乗り越え、子どもの笑顔に癒される幸せを知ってもらおうと、保育園に通う1シーンや水遊びに興じる子どもなど、ママたちのイチオシの写真21枚が展示され、1枚1枚に家族からの愛情あふれるメッセージが添えられています。
この写真展は、今月27日まで開催されていて、来年2月には、久御山町のジャスコ久御山と下京区のひと・まち交流館でも開催予定です。

大学卒業予定者の緊急就職面接会

(10/12/13)
来年春の大学卒業予定者が過去最悪の就職内定率となっているのを受けて、きょう、京都市で緊急の就職面接会が開かれました。
きょう午後、京都市南区の京都テルサで開かれた就職面接会は、京都と滋賀、奈良の労働局が合同で開いたもので、地元に職場を持つ60社がブースを設け、人気の会社にはリクルートスーツの学生たちが列を作り、人事担当者の話に耳を傾けていました。
京都労働局によりますと、来年3月に京都の大学短大を卒業予定の就職希望者の内定率は10月1日現在で37.7パーセントと過去最悪の水準となっていて、京都だけでおよそ1万3,000人の学生が内定がない状況です。
一方で、民間の調査によりますと、大企業の有効求人倍率が0.5倍程度なのに対し、中小企業の倍率は
4倍を超えるなど就職希望者と企業のミスマッチ現象も見られます。
参加した企業からは、中小企業や医療介護の職場にも目を向けてほしいという声が聞かれました。

文化ゾーン左京区岡崎 活性化構想策定へ 検討委員会

(10/12/13)
観光スポットが集積する左京区・岡崎の活性化構想の策定に向け、きょう、京都市の委員会が開かれ、
神宮道を歩行者専用とし、散策が楽しめるようにするなどの中間まとめ案をめぐり、意見が交わされました。
検討委員会は、京都大学大学院工学研究科の門内輝行教授をトップに、地元住民や建築、環境の専門家などで構成され、岡崎地域の活性化について協議を進めてきました。
平安神宮や美術館、動物園など多数の寺社や施設が集積する岡崎地域は、明治期以降、京都の近代化を牽引した一帯でもあり、京都市では、国際交流や文化観光の拠点として、再整備する方針を打ち出しています。
きょうの委員会では、ことし秋、岡崎を訪れた市民や観光客などを対象に街頭でアンケート調査を行なった結果も報告されました。
それによりますと、「岡崎地域に欲しい施設としては、カフェやベンチなどの憩いや交流スペースという意見が最も多く、レストランや公園などを求める声が続いた」と言うことです。
また、市側が示した活性化ビジョンの中間まとめ案には、新たな賑わいの創出として神宮道を歩行者専用とし、両サイドの公園とともに散策が楽しめるようプロムナード整備することなどが盛り込まれていることが明らかになりました。
このほか、現在、野球場やテニスコートがある岡崎グラウンドは、活性化の核として、文化芸術を発信し、
カフェやレストランなどに有効活用することも検討にあげています。

委員からは、
50年後、100年後の将来像が
ピンと来ないと言った声や
環境の視点をもっと全体に
浸透させるべきではないか
との指摘も上がっていました。
岡崎地域活性化ビジョンは
年明けにパブリックコメントを募集し、
来年3月下旬に
検討委員会から京都市長へ
ビジョン案のとりまとめが
提出されることに
なっています。

正月の縁起物「大福梅」授与 北野天満宮

(10/12/13)
京都市上京区の北野天満宮では、正月の縁起物「大福梅」の授与がけさから、始まりました。
北野天満宮の本殿前にある授与所では、あいにくの雨模様にも関わらず、けさ8時半の開始から途切れることなく参拝客が訪れ、次々と6粒入りの袋を買い求めました。
大福梅は、平安時代に村上天皇が飲み、病が治ったとの言い伝えから、元旦に白湯に入れて飲むと、邪気を払い、一年間を健康で過ごせると言われています。
境内のおよそ50種2千本の梅の木から採った3トンほどの実を塩漬けしたあと、天日干しして、乾燥させ、樽漬けにしたもので、ことしは、収穫量が若干落ち、去年より5千袋少ない3万袋が用意されました。
大福梅は、終い天神の今月25日まで1袋500円で授与されます。

京都の花街「事始め」

(10/12/13)
正月を迎える準備を始める「事始め」のきょう、京都の花街では芸妓さんや舞妓さんが芸事の師匠の家にあいさつに訪れ、一足早く新年を迎える支度を整えました。
花街では、事始めの日に、芸妓さんや舞妓さんが芸事の師匠やお世話になった茶屋を訪れ、一年のお礼と新年に向け精進を誓うあいさつを交わすことが習わしになっています。
祇園界隈では、しとしとと雨が降るなか、今朝から傘を手にした芸妓さんや舞妓さんが連れ立つ姿があちらこちらでみられました。
京舞井上流・五世家元井上八千代さんの家では、稽古場のひな壇にお弟子さんから届けられた鏡餅が並び、すっかり新年の雰囲気が漂うなか、舞妓さんらが列を作り「おめでとうさんどうす」とあいさつを交わすと、八千代さんは「おきばりやす」と、舞で使う新しい扇を手渡していました。

2010年12月12日

クリスマスを前に、親子連れが折り紙でサンタ作り

(10/12/12)
子どもたちが胸を踊らせるクリスマスを前に、折り紙で100人分のサンタを作ろうという体験イベントがきょう、京都市右京区のサンサ右京で開かれました。
このイベントは嵐電開業100周年を記念して、京福電鉄と京都市交通局が共同開催したもので、およそ50組の親子連れが参加しました。
子どもたちが挑戦するのは、かわいいサンタクロースの折り紙作り。
「京都学生折り紙サークル」のメンバーの、熱心な指導を受けながら、サンタの帽子や体を丁寧に折りあげたあと、ペンを使って表情を描いていきます。
中にはシールなどを貼ってデコレーションした作品も見られ、参加者は自分だけのサンタクロース作りを楽しんでいました。
また、会場では嵐電の「あらん」と、京都市交通局の「都くん」が登場。
両社のマスコットキャラクターの初顔合わせも行われ、子どもたちの人気を集めていました。
出来上がった作品は今月24日から2日間運行する嵐電のクリスマス電車と、今月15日から東西線で運行する、京都市営地下鉄のクリスマストレインを飾り、クリスマスムードを一層盛り上げます。

南区で生後3ヵ月の乳児虐待、父親逮捕

(10/12/12)
おととい、生後3ヵ月の乳児の顔面をなぐり、脳に損傷を負わせたとして、無職の父親が、きのう、京都府警に傷害の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは乳児の父親で、京都市南区上鳥羽北花名町の、無職・今井農容疑者(33歳)です。
京都府警によりますと、おととい午前10時頃、今井容疑者は自宅の一室で、生後3ヵ月の次男の顔を平手でなぐり、脳内血腫を負わせた疑いが持たれています。
次男は命に別状はないということですが、後遺症が残る可能性があるということで、調べに対し、今井容疑者は、「子どもが泣き止まないのでたたいた」と、容疑を認めているということです。
今井容疑者は妻と、2人の子どもと4人暮らしで、母親が次男の体調の異変に気づき、京都市内の病院で受診させたところ、「虐待の可能性がある」と医師が警察に通報し、今回の暴行が発覚したということです。
2人の子どもには繰り返し虐待を受けた跡は見られないということですが、警察では余罪についても慎重に調べを進める方針です。

2010年12月11日

即興小説競う「Nー1グランプリ」

(10/12/11)
即興で小説を書き、プロとアマの作家が創作の腕を競う「N‐1グランプリ」がきょう、京都市左京区の京都精華大学で開かれました。
「N‐1」=ノベルワングランプリは、その場であげられたお題にそって40分間で小説を作り、作品の優劣を競うものです。
これは、京都を舞台にした小説作品を携帯電話のアプリに載せ、読者の観光誘致を図るなど新しい地域振興に取り組んでいる「京都フラワーツーリズム推進協議会」と京都精華大学が共同で企画したものです。
今回は、プロ・アマの小説家14人が出場し、会場からあげられた単語の中から「灰」や「岩倉」、「ラーメン」の3つがテーマに選ばれました。
出場者たちは、即座にパソコンを打ち出したり、しばらくテーマと考え込んでからペンを握ったりと、それぞれのスタイルでストーリーを練り上げ、静かな闘志を燃やしていました。
このあと、完成した作品はその場で朗読され、来場者らの投票で選ばれた最優秀者が見事「N‐1」に輝きました。

男子も華麗に…タンブリング発表会

(10/12/11)
ことし、テレビドラマで取り上げられ、人気急上昇中の「タンブリング」。
きょう、京都市中京区の花園大学では、全国大会で優勝者を輩出するなど全国でも高く評価されている新体操部の発表会が開かれました。
これまで、女子のイメージが強かった新体操ですが、きょうの目玉はことし全日本選手権で総合優勝した北村将嗣選手や、「男子団体」の演技。6人の部員が日頃の練習の成果と、渾身の一曲を披露しました。
次々と飛び出す大技が決まるたびに会場からは歓声があがり、男子ならではのダイナミックな技とスピード感で、観客を魅了していました。

楽しみながらエコ学ぶ「京都環境フェスティバル」

(10/12/11)
楽しみながら、環境について学び考える「京都環境フェスティバル」が、きょうから京都市伏見区のパルスプラザで開かれています。
このイベントは、府民の環境に対する意識を高めてもらおうと、京都府などが毎年開いているもので、地球温暖化防止や循環型社会の形成のため環境保全に取り組むNPOや企業、大学などおよそ130団体が参加しています。
会場には、車や環境に負担のかからないエコドライブを自転車に置き換えて体感できるブースや、自然素材を使った工作を通して山や森の大切さを感じとる体験教室などが設けられ、子どもから大人までが楽しみながら地球環境の未来について考えていました。
また、京都大学の大学院生らが企業と共同開発した電気スポーツカー「トミーカイラZZⅡ」や電動スクーターなどさまざまなタイプの次世代自動車も紹介されています。
「京都環境フェスティバル」は、 あすも開かれます。

秀作ずらり「日展京都展」開幕

(10/12/11)
京の年の瀬を美術で彩る「日展京都展」が、きょうから、京都市左京区の京都市美術館で始まりました。
日展は、日本最大規模の公募展で、京都展は、毎年、年末年始のこの時期に開かれています。
42回目のことしは、日本画や洋画、彫刻や書などの5部門への1万点を超える応募の中から、入選作品や地元作家の作品など、555点が展示されています。
このうち、「内閣総理大臣賞」に選ばれた京都市伏見区の日本画家北野治男さんの作品は、正確な写実で葉が落ちた冬の枯れ木のしみじみとした情感とともに、樹木の生命力と季節の移りかわりをうつし出しています。
また、ことし、国の文化功労者に選ばれた宇治市の古谷蒼韻さんの格調高い書も展示されていて、訪れた人たちは、磨きぬかれた芸術の技と美を堪能していました。
このほか、漆や金属など多様な素材を使い独自の技法を駆使して制作された工芸作品や、新しい作風の流れと美感が光る洋画も多く紹介されています。
「日展京都展」は、来月14日まで、左京区の京都市美術館で開かれています。