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菅政権 閣僚の失言、謝罪相次ぐ
公明新聞:2010年11月22日付
「法相は(国会答弁で)二つ覚えておけばいい。『個別の事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づいて適切にやっている』。何回使ったことか」
14日の地元会合で飛び出した柳田稔法相の国会軽視発言に対し、野党側は18、19日の参院予算委員会などで徹底追及。柳田法相は「心から反省する」と陳謝し、「真摯に答弁する」「誠実に対応する」と繰り返した。
最も失言が目立つのは、内閣の要である仙谷由人官房長官だ。18日の参院予算委では、自衛隊を「暴力装置」と表現し、委員会室は騒然となった。仙谷氏は直ちに撤回、謝罪に追い込まれ、菅直人首相も「私からもおわびしたい」と述べるほかなかった。
仙谷氏は9日の衆院予算委でも、自ら国会内に持ち込んだ資料を新聞社に撮影、掲載されたことに対し、「望遠レンズで盗撮されたようだ」と発言。その後も正規の取材活動に圧力をかけるような言動が続いたが、報道機関から強い抗議を受けて謝罪、撤回した。
このほかにも、北澤俊美防衛相は10日の衆院予算委で、沖縄知事選をめぐり公明党軽視と受け取れる発言をし、公明党の遠山清彦氏の抗議で謝罪。蓮舫行政刷新相は18日の参院予算委で、国会内での写真撮影許可申請に関する国会答弁の問題点を追及されると、「私の誤解だった」と撤回、謝罪した。
閣僚が次々に失言を問われ、謝罪、撤回を繰り返す内閣の姿は、首相が発足時に掲げた「有言実行内閣」にはほど遠く、「失言撤回内閣」とでも呼ぶのが妥当だろう。
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