最近の民主党政権、おかしいと思いませんか? (寺島) | |||||||
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みなさま
最近の民主党政権、おかしいと思いませんか? 私はこの間、国会や議員会館をたびたび訪れ調べていくと、自民党政権すら軽々しく出来なかったことを、民主党政権の下でドンドンやり始めていることに驚いています。幾つかの例をあげます。 ・第二次大戦の沖縄戦の悲惨な記憶から、自民党政権でも沖縄への自衛隊の配置は控えめだったのが、国会で何の議論もなく沖縄の島々に自衛隊を展開し配置させ始めています。 ・民主党の政策変更として武器輸出三原則の見直しの議論を始めています。こんな重大な事を政権党内だけで議論して国会に出すのでしょうか? 武器輸出を拡大していき、平和国家から武器を売る 国に変えるのでしょうか? ・政治に左右されないよう、子どもに支給すると言っていた、残された朝鮮学校生徒への「高校授業料無償化」を、朝鮮半島の事態を理由に前言を変え、総理自ら子ども達への支給をストップさせる差別扱いの継続! これって第二次大戦時のアメリカ国内の日系人に対する敵対扱いと似ていると思いませんか? ある国と問題が起こった時に、国内の関連する者に対して差別的扱いや隔離 などをしたことは誤りであったと、日系人強制収容でアメリカ政府も謝罪しているやり方と似ています。これは対立を深める方法です。 北朝鮮と問題があっても逆に、日本政府は国内の融和を強め「信頼されるやり方」に徹することが必要です。 民主党政権の対応は、対立を拡大するのでなく、対立を沈める方向を取るべきです。こう言う時ほど軍事緊張に左右されずに、朝鮮学校生徒への「高校授業料無償化」実施を含めた施策を行うべきで、対立を沈める方向の政治に徹すべきです。 その他、比例定数の削減や、憲法調査会の始動など、多くのことが控えています。 民主党議員の中には良心的な方もいるのですが、民主党の政府は自民党時代から引き継いだ官僚たちの方向に乗るばかりで、官僚を国民の方向に指導していません。 その上、総じて民主党は将来の方向を定めた綱領がないため、党内の右派議員や官僚のイニシアチブがあると、党としてセーブしたり向かうべき方向の定めが無く、ドンドン右派的な政策変更が次から次へと表に出てくるのが、昨今の現状です。 暗黙の現職仲井真支持も含めて、民主党内・政権の動きは、そろそろターニング可能な限界に近づいているように、私には思われます。 沖縄知事選挙後の動きが大切です。 2010.11.27 寺島 Created bystaff01. Last modified on 2010-11-27 12:07:49 Copyright: default このページの先頭に戻る サイトの記事利用について |