28団体でつくる市民団体「ピースリンク広島・呉・岩国」は3日、同日始まった陸海空自衛隊と米軍による「日米共同統合演習」について、「演習は軍事的危機を高める」と中止を求める要請書を菅直人首相と北沢俊美防衛相に送付した。
要請書では、今月1日まで行われた黄海での米韓合同軍事演習に横須賀を母港とする原子力空母「ジョージ・ワシントン」が参加したことなどから「米海軍は日本を土台に派兵されており、日本が深く関与していることは明白」と指摘。そのうえで今回の演習を「米韓合同演習に連動する」として中止し、多国間交渉開始に向けた外交努力をするよう求めている。
毎日新聞 2010年12月4日 地方版