菅総理大臣は、東京都内で記者団に対し、朝鮮半島有事に備えた邦人保護対策に関連して、日本人の救出などのための自衛隊機の受け入れを巡り、韓国側と協議していきたい考えを示しました。
この中で菅総理大臣は、朝鮮半島有事に備えた邦人保護対策に関連して「北朝鮮による拉致被害者ももちろんだが、一般の日本人がソウルなどにたくさん滞在している。いざ、有事のときに、日本に帰ってもらおうと思ったときに、民間機で帰れる間はいいが、民間機が危なくなったときに自衛隊機で救出に向かおうと思ったとしても、日本と韓国の間でルールが出来ていない」と述べました。そのうえで、菅総理大臣は「拉致被害者や一般の日本人の救出や帰国に自衛隊の輸送機を受け入れてもらえるのか考えなければいけない。韓国との間で安全保障に関する協力関係も進んでいるので、そういうなかで、少しずつ相談を始めたい」と述べました。