首相 遺骨収集で硫黄島を視察
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首相 遺骨収集で硫黄島を視察

12月14日 4時32分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

菅総理大臣は、太平洋戦争末期に激戦地となった硫黄島で、およそ2000人の日本兵の集団埋葬地が特定される可能性が高まったことを受けて、14日に現地を視察し、戦没者の遺骨収集に全力を挙げる姿勢を示すことにしています。

太平洋戦争末期に激戦地となった小笠原諸島の硫黄島では、戦後65年を経た今も1万3000人余りの日本兵の遺骨が見つかっておらず、遺族が高齢化するなか、早期の収集が課題となっています。菅総理大臣は、ことし8月に設置した特命チームの調査が進んだことを受け、14日、みずから現地を訪問し、およそ2000人の集団埋葬地の可能性が高いとみられる島中部の自衛隊基地の滑走路近くと、およそ200人の埋葬地の可能性が高いとみられる南部の摺鉢山のふもとで行われている収集作業を視察する予定です。菅総理大臣は13日夜、記者団に対し、「遺骨の収集が遅れたことを亡くなった方におわびし、遺族にお返ししたい。まだ見つかっていない遺骨は多く、硫黄島だけでなくほかの地域でもしっかり取り組みたい」と述べ、今回の訪問を通じて戦没者の遺骨収集に全力を挙げる姿勢を示すことにしています。