放射線浴びた銅リング盗難 つくば・高エネ研14日正午ごろ、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)で、低レベルの放射線を浴びた物資の保管倉庫から、銅線のリング192個(30万円相当)が盗まれているのを職員が発見、警察に届けた。 高エネ研によると、リングから1時間に受ける放射線量は平均0・1マイクロシーベルト以下。胸部エックス線検査1回分よりはるかに少なく、健康被害を及ぼす恐れはないという。 リングは直径約30センチ、重さ約4・6キロ。素粒子実験に使う加速器の部品として使っていたもので、加速器の改修のため取り外し、保管していた。 倉庫はビニール製のテントハウスで、鍵はかかっておらず、低いフェンスで囲んでいるだけだった。 【共同通信】
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