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東武百貨店窃盗:札幌の事件も関与か…1人のDNA型一致

 警視庁が7月に東京・池袋の東武百貨店池袋店で起きた多額窃盗事件の窃盗容疑で逮捕した男3人について、うち1人のDNA型が、事件1週間前に札幌市中央区の百貨店「丸井今井札幌本店」であった窃盗事件で現場の遺留物から検出されたDNA型と一致したことが、北海道警への取材で分かった。

 札幌の事件は6月23日深夜から24日未明にかけ発生。8階宝飾店売り場外壁に穴が開けられ、宝石など247点(約9300万円相当)が盗まれた。売り場直下の7階にある本店と別館を結ぶ連絡通路の屋根には、逃走に使われたとみられる登山用ロープが垂れ下がっていた。

 道警は現場に残されたノコギリやロープなどに付着の遺留物からDNA型を検出し、警察庁に送付していた。

 池袋の事件で逮捕された自称貿易商、曽何泳容疑者(53)ら3人は香港を拠点に活動する窃盗グループ「爆窃団」のメンバーとみられ、店の上層階の外壁を壊して侵入するなどの手口が共通している。【吉井理記、片平知宏】

毎日新聞 2010年12月14日 11時28分(最終更新 12月14日 11時43分)

 
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