佳菜子“新・視聴率女王”瞬間最高３５・５％…フィギュア

　村上佳菜子（１６）＝中京大中京高＝が初出場し銅メダルを獲得したフィギュアスケートＧＰファイナル女子フリー（１１日）を放送したテレビ朝日の平均視聴率（ビデオリサーチ調べ・関東地区）が、２２・９％だったことが１３日、分かった。同局が発表した。

　瞬間最高は、佳菜子が演技を終えた場面で、浅田真央が初出場し初優勝した場面の０５年の３５・７％に迫る３５・５％をマーク。バンクーバー五輪代表選考会を兼ねた昨年の平均視聴率２１・８％も超えた。ファイナル進出を逃した真央不在の大会で“新・視聴率女王”に輝いた佳菜子はこの日、競技開催地の北京から帰国し、都内で会見。来年３月の世界選手権（東京・代々木第一体育館）の開催概要会見に出席した。

　初の世界選手権出場には、全日本選手権（２４〜２６日・長野ビッグハット）での代表選考会突破が必要。不調の世界女王・真央が一発勝負をかけて臨む大会でもある。ＧＰファイナルで女子日本勢最高位になり、全日本でもＶ候補の筆頭にもなる１６歳は「緊張しちゃうので順位は意識しないようにしたい。目標のショートプログラム（ＳＰ）、フリーでノーミスの演技がしたい」と意気込んだ。

　◆織田、悪夢払拭だ　○…ＧＰファイナル男子で２年連続銀メダルの織田信成（２３）＝関大＝が、世界選手権の“ジンクス打破”に挑む。４度目の出場だった３月の世界選手権では、ＳＰですべてのジャンプを失敗しフリーに進出できなかった。「いい演技ができない思い出が多い。この世界選手権はすごく良かったと思える大会にしたい」。その決意を実現させるために、まずは全日本選手権で代表切符取りに挑む。

　

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