「急がれるセカンド・キャリア対策」海老蔵事件であぶり出された日本サッカー界の問題点
2010年12月14日11時20分 / 提供:日刊サイゾー
連日ワイドショーを賑わせている歌舞伎俳優の市川海老蔵の暴行事件だが、傷害容疑で逮捕されたのはかつてサッカーJ2・東京ヴェルディ(以下、東京V)のユースチームに所属していた伊藤リオン容疑者だった。
「逮捕前まではケンカで無敗を誇っていたという伊藤容疑者だが、逮捕後、昔の"武勇伝"がJリーガーからも聞かれた。一部スポーツ紙によると、ガンバ大阪のGK木村敦志がジュニアユース時代に対戦した時のことを振り返り、『よく覚えてますよ。競り合って、だいぶ言い合いましたね。ハイボールを取ろうとしたら、肘入れてきました』と告白し、『あの風貌もあって当時から目立ってました。だいぶ太りましたね』と逮捕時の伊藤容疑者を見て驚いていた」(サッカー担当記者)
海老蔵よりもはるか先にJリーガーに"お見舞い"していた伊藤容疑者だが、ユース時代は将来を嘱望されていたという。
「中学時代で50メートルを5秒台で走る俊足。ハーフということもあり特有のバネがあり、ドリブルの突破力は抜群。1998年8月の『東京‐ソウル親善サッカー定期戦』では東京都U-15選抜として出場し、ゴールも挙げ日本代表入りが嘱望されたほど。しかし、素行不良でトップチームに昇格できず、その後、地元の不良グループに入ってドロップアウトした」(同)
「得点力不足」、「FWの人材不足」と叫ばれて久しい日本サッカー界だが、サッカー選手時代の伊藤容疑者は闘争心・突破力・スピードを備え、日本サッカー界が待ち望む人材だったことは間違いない。
「Jリーグのチームはほとんど若年代からのジュニアユース・ユースチームを持ち、強豪チームほどトップチームに上がれる確率が低くなる。中村俊輔のようにジュニアからユースに上がれなくても、高校に進学して高校サッカーで活躍し、将来を切り開くことができる者もいるが、高校生年代のユースからトップチームに上がれない選手はサッカーを辞めてしまう場合が多い」(スポーツライター)
サッカーを辞めてもその後の人生の方が長く、伊藤容疑者のような人生を送ってしまう人も少なからずいるそうで、仮にトップチームに上がれたとしても、「Jリーグはプロ野球に比べて各クラブの資金力がないため、選手を多数抱える余裕がない。入団1年目でも芽が出なければクビ。引退の平均年齢は26歳と若い」というから、"大器晩成"という言葉はあまり当てはまらないだけに、近年、選手達の"セカンド・キャリア(=第2の人生)"を充実させるための対策が盛んに練られている。
「ユースからトップに上がれなくても才能がある選手がいるだろう。だから、その年代でも合同トライアウトを実施するなどしてサッカー選手としての寿命を伸ばすことを考えてあげれば、日本代表クラスの才能があるFWを発掘できる可能性も広がるだろう」(同)
チームの成績が低迷し、スポンサー問題に頭を抱える東京V。伊藤容疑者のせいでまたまたイメージダウンしてしまったが、こうなった根底には日本サッカー界が抱える問題点があったことは見逃せない。
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