記事入力 : 2010/12/14 11:22:00
環境保護団体グリーンピース、韓国進出か
戦闘的な活動を繰り広げる国際環境保護団体「グリーンピース」が、韓国での本格的な活動を視野に入れた計画を提案していることが明らかになり、産業界や韓国政府に緊張感が漂っている。
グリーンピースは、反捕鯨活動を行うため、水中銃を撃つ捕鯨船を小型船で妨害したり、使用済み核燃料の輸送を妨害するため、チェーンで体を縛って線路に横たわるパフォーマンスを行うなど、「非暴力・行動主義」をモットーに掲げる国際的な環境保護団体。環境分野の消息筋などによると、グリーンピースの関係者らがこのほど来韓し、韓国の有力な環境団体のメンバーらと相次いで会い、「グリーンピース韓国支部」を設立する考えを明らかにした上で、韓国の団体の参加を打診したという。グリーンピースは世界40カ国に支部を置き、およそ300万人の会員を擁する巨大な環境団体だ。アジアでは、日本、中国、香港、台湾に支部・事務所を構えている。
これについて韓国の一部の環境団体は、「(本部の指示通りに支部が動く)グリーンピースの中央集権的な活動方針は、われわれには合わない」などの理由で、提案を事実上拒否した。しかし、A団体は「韓国支部として活動したい」として、グリーンピース側に申請書を公式に提出したという。ある関係者は、「グリーンピース本部の決定待ちだ」と話している。
朴恩鎬(パク・ウンホ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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