はやぶさ 2つ目の部屋を調査
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はやぶさ 2つ目の部屋を調査

12月14日 11時5分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

小惑星「イトカワ」の微粒子が確認された「はやぶさ」のカプセルのうち、これまで開けられていなかった2つ目の部屋について、宇宙航空研究開発機構が調べたところ、肉眼で見える大きさの砂などは確認できなかったことが分かりました。今後、顕微鏡を使って、2つ目の部屋にも「イトカワ」で採取された微粒子が入っているかどうか調べることにしています。

小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルからは1ミリの100分の1以下の微粒子が1500個見つかっていて、そのほとんどが小惑星「イトカワ」で採取したものと確認されています。カプセルには微粒子を回収する部屋が2つあり、宇宙航空研究開発機構がこれまで開けられていなかった2つ目の部屋について、今月上旬、ふたを初めて開けて調べました。その結果、2つ目の部屋には、肉眼で見える大きさの石や砂などは確認できなかったことが分かりました。「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」に到着した際に2度着陸し、それぞれ別の部屋で砂や微粒子の採取を試みていて、今回調査した2つ目の部屋は、すでに微粒子が見つかっている1つ目の部屋より「イトカワ」に長くとどまっていたため、多くのものが入っているのではないかと期待されていました。宇宙航空研究開発機構は、今後、顕微鏡を使って、2つ目の部屋にも「イトカワ」で採取された微粒子が入っているかどうか調べることにしています。