円高:「G20と関係なく必要なら介入」…野田財務相

2010年10月15日 11時25分 更新:10月15日 12時51分

 14日の海外市場で一時、1ドル=80円台まで進んだ円高について、野田佳彦財務相は15日午前の閣議後会見で「主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などに関係なく、必要な時には(円売り介入を)判断する」と語り、22日から韓国で開かれる同会議前の介入も辞さない姿勢を示した。また、菅直人首相も15日午前の参院予算委員会で「為替の急激な変動に当たるとして(9月15日に円売り)介入を行ったが、現在も大変憂慮される状況だ」と再度の介入の可能性に言及、市場をけん制した。

 22日からのG20財務相・中央銀行総裁会議では、各国が輸出拡大による景気テコ入れを狙って介入などで自国通貨安に走る「通貨安競争」の回避が主要テーマに浮上。市場では「同会議前の日本の介入は難しい」との見方が広がり、円高進行の大きな要因となっている。【坂井隆之】

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