警視庁保安課は10日までに、少女を装った派遣型売春クラブを経営したとして、オーナーの福井康行容疑者(32)ら9人を売春防止法違反で逮捕した。
福井らは「ももんが」「パンプキン」など都内に3店舗を抱え、年齢より若く見える20〜29歳の女を客のもとに派遣していた。女たちはカツラやセーラー服を着用して小学生や中高生の風貌で出張。客は相手が成人であることを承知でカネを払っていた。小学4年生コースが90分20万円するなどかなり高めの料金設定ながら客は多く、06年から8億〜10億円を稼いだとみられている。22歳の女は10カ月で800万円を稼いだという。
ロリコン風俗はなぜ儲かるのか。フリーライターの蛯名泰造氏が言う。
「大きいのは不況の影響です。リストラで職場の人数が減り、OLたちがイライラしている。そのためサラリーマンはロリ顔の女性に癒やされたいと思うのです。また、AKB48の人気であらためてロリータ趣味を刺激された男性も少なくない。サービス嬢は陰毛を剃っているので料金が高いのです」
不況時代のアダ花か――。
(日刊ゲンダイ2010年12月11日掲載)