ノーベル賞授賞式に先立ち、アメリカで「イグ・ノーベル賞」の授賞式が行われた。これは「人々を笑わせ、そして考えさせる研究」に対して贈られるもので、1991年に始まってから、日本の多くの研究が受賞している。今年、公立はこだて未来大学教授の中垣俊之さんが「粘菌」を使った研究で二度目の受賞となった。中垣さんの研究は単細胞生物の粘菌に迷路を解かせるなど、ユニークさが目立つ研究だが、その裏には、心や知恵といった複雑で高度な生命現象を、粘菌の単純な現象から解明するという、考えさせられるべき深いテーマがある。イグ・ノーベル賞を受賞した研究を紐解き、理詰めだけではない「楽しんで考える」科学のあり方について考える。
- 2010年12月 8日(水)放送ある少女の選択 ~“延命”生と死のはざまで~
- 2010年12月 1日(水)放送“週末ファーマー”200万人の可能性
- 2010年11月30日(火)放送緊迫の朝鮮半島 ~北朝鮮砲撃の波紋~
- 2010年11月29日(月)放送“普天間”はどこへ ~沖縄の選択~
- 2010年11月25日(木)放送広がる波紋 遺伝子組み換え動物