たまにはリラックスした話を。というか生活臭芬芬たる話になるが・・・。

数年前から、私は家庭の主婦ならぬ主夫も兼任している。妻が病気で急逝し、途方に暮れる間もなく、炊事・洗濯・掃除・買い物の任務が一身に降りかかってきたわけだが、子供たちも手伝ってくれるし、最近はようやく要領(=手抜き)も覚え、さほど苦にはならなくなった。

主夫をやり出してから、生活を主婦目線で見られるようになった。
新聞も折込みのスーパーのチラシから目を通すようになり、特売があればどんなに遠いスーパーへも出かける(笑)

そんなこんなの今日この頃だが、最近あることに気づいた。
我が家からもっとも近いスーパーの話。ここは基本あまり安くないので緊急の時以外は利用しないのだが、そこのタイムサービスがものすごくインチキなのだ。

タイムサービスとは、長時間陳列されている生鮮品に「2割引」とか「半額」とかのラベルを貼って売りさばこうという手法だが、通常は店員さんがその場で棚上の商品にラベルを貼っていくのが普通だ。当然、例えば基本単価100g90円の豚バラ肉なら、半額ラベルのおかげで45円になる。

ところがウチの近所のスーパーでは、「半額」ラベルがついているからといって飛びついてはいけない。同じ棚にある半額ラベルのついてない通常の商品と単価表示を見比べてみると、ラベルなしはグラム90円、「半額」ラベルありはグラム138円となっている。つまり基本単価が5割以上も上げられているのだ。

観察してみると、そこの半額ラベル貼りは、現場の棚ではなく、一旦調理場に回収してから貼られて帰ってくる。おそらく調理場でラップと単価表示ラベルも貼りなおしているのだろう。

5割上げてから半額にしても、実質は2割5分の値引きでしかない。
それでも安くはなっているので損はないのだが、たいして下げてもいないのに「半額」と謳うのは、やはり消費者騙し=インチキと言わざるを得ない。

以上、主夫の井戸端愚痴談義でした。