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ひもで女性を絞殺か 愛知・切断遺体遺棄事件

2010年12月13日18時59分

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 愛知県東浦町の草むらで女性の切断遺体が見つかった事件で、県警は12日未明、被害女性と同居している名古屋市瑞穂区関取町、アルバイト三森敏彦容疑者(66)を死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。捜査関係者によると、三森容疑者は「首を絞めて女性を殺した」と話し、遺体の首にひもで絞めたような跡があったという。

 半田署の特別捜査本部は三森容疑者の供述に基づき、同県大府市内を捜索。同日深夜〜13日未明、被害女性のものとみられる頭と両足を見つけた。頭部には、絞殺遺体に特有のうっ血したような跡もあったという。

 発表によると、三森容疑者の逮捕容疑は、今月9日深夜、自室で安立キリ江さん(72)を何らかの方法で殺害し、太もも、首を包丁とのこぎりで切断したうえ、胴体部分を毛布やこたつ用シーツにくるんで乗用車に乗せ、10日午前3時半ごろ、東浦町森岡の五ケ村川西側の土手下に遺棄したというもの。

 特捜本部の説明では、三森容疑者は「遺体はいずれも車で運び、10日未明に頭、胴体、足の順で遺棄した」と話し、容疑を認めているという。頭は、遺体発見現場の北約1.5キロの大府市大東町2丁目の用水路で、両足はさらに北西約3キロの同市北山町3丁目にある小学校南側の雑木林で、毛布でくるまれた状態で見つかったという。

 三森容疑者の自宅の玄関からは、被害女性の血液がついた文化包丁と二つ折りののこぎりが見つかった。捜査関係者によると、風呂場など室内の複数の場所で血液反応が検出された。三森容疑者は「一人で首を絞めて女性を殺害した」と話したといい、特捜本部は殺人容疑での立件に向けて、殺害の動機についても調べる。

 事件は10日夕、五ケ村川の土手を散歩していた男性(40)からの通報で発覚。駆けつけた半田署員が頭と両足がない女性の遺体を確認した。身体的特徴から遺体の身元がわかり、女性と同居していた三森容疑者が浮かび、11日朝から事情を聴いていた。

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