はやぶさ容器、もう片方開封…顕微鏡で精査へ
地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の調査を進めている宇宙航空研究開発機構は13日、カプセル内の試料容器のうち、これまで未開封だった半分を新たに開いた結果、肉眼で見えるような大きい粒子は見当たらなかった、と発表した。
今後、顕微鏡を使って詳しく調べる。
試料容器は円筒形。中央部の仕切りで二つの小部屋に分かれた構造になっている。
はやぶさは小惑星「イトカワ」に2回着陸しており、新たに開封された小部屋では、1回目の着陸時に試料回収が試みられた。着陸時間が2回目より長かったため、より多くの微粒子の発見が期待されている。
開封済みだった小部屋で見つかった粒子については、約20個を電子顕微鏡で調べたところ、ほぼ半分が鉱物だったことも、新たに判明。はやぶさが着陸した「イトカワ」の粒子である可能性が高い。残りは容器の素材であるアルミ粉などだった。はやぶさでは、これまでに粒子約1500個がイトカワ由来であることが判明している。
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「はやぶさ」カプセルのB室 12月13日(月) 19時24分 (時事通信) | はやぶさカプセル 山形・盛岡でも公開へ 宇宙機構 12月8日(水) 9時00分 (河北新報) |
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