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阪神・城島、藤波娘シゴく！道場入り快諾 (2/2ページ)
城島の自主トレメンバーに異色のフレッシュメンバーが名乗りを上げた。プロレスラー、藤波辰爾の長女、美有が城島に弟子入りすることが分かった。ドラゴンの遺伝子が、ジョーと戦慄のタッグ結成だ。
藤波辰爾は米国武者修行後、１９７８年に凱旋帰国し、ドラゴンスープレックスを武器に、ジュニア戦線で大活躍。ヘビー級転向後、長州力と火花を散らし、ＩＷＧＰ王座を獲得するなど、新日本プロレスの黄金時代を作り上げた正統派レスラーだ。ストロングスタイルのＤＮＡを引き継ぐ娘・美有は父の生き方に触発され、プロゴルファーを目指しているが、プロテスト合格には至っていない。壁を打ち破るために、藤波辰爾が動いた。
毎年１月、城島が地元長崎県佐世保に性別、競技を問わず、アスリートを集め、自主トレを行っている情報をキャッチ。昨年は女子プロゴルファーを目指す織掛愛（３０）が含まれていたことに着目し、藤波辰爾が城島に近い関係者に長女が参加できないか、申し入れたという。
打診を受けた城島はウエルカム。快諾したが、左ひざの手術を受けたため、リハビリに専念することになった。２０１１年の自主トレ参加を見送ったが「再来年だったらいいですよ」と藤波サイドに約束し、１２年からのチーム城島入りが決まった。
城島が門戸を開く佐世保自主トレは、豪華なメンバーが集うことで有名。ことし参加したビーチバレーの浦田聖子（２９）、西堀健実（２９）ペアは国内ツアーで２勝を挙げ、浦田は年間最優秀選手に輝いた。浦田は９日付サンケイスポーツコラム「女豹のささやき」で城島に「女だからって甘くない。女の前に同じアスリートだ！」と男性と同じメニューでしごきまくられ、全身筋肉痛になったエピソードを綴っている。今度はプロレス界を背負ってきた藤波辰爾の娘から３カウントを奪う！？ ギブアップ寸前まで鍛え上げるのは間違いない。
城島は左ひざの手術後、リハビリに集中するため、取材、イベント出演を一切断り、復活に向けて一歩一歩足取りを進めている。診断は全治６カ月。所見では開幕戦（来年３月２５日ヤクルト戦、神宮）の出場は絶望的だが、城島は「開幕に間に合わせるための準備だと思っています」と意欲的。雌伏のときを迎えていても、新たな仲間が増えていく。ジョーが磁力のような人間的魅力で人を引きつけていく。