(cache) COMICAL DREAMER 12/8 吉田康一郎都議(民主党)の質問と倉田潤(東京都青少年・治安対策本部部長)答弁

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2010.12.09 (Thu)

12/8 吉田康一郎都議(民主党)の質問と倉田潤(東京都青少年・治安対策本部部長)答弁

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例によって長いので、追記から。

【More・・・】








吉田「石原知事は「表現の規制を規制する内容ではない」と答弁しているが、岐阜の判例「表現規制であるが、許される」との整合性の事実関係は?」

倉田「判決では憲法21条1項に違反『しない』と明確に記しています」

吉田「前回、悪書を読んだ青少年が強姦魔になるエビデンスはないと答弁したはずであるが、その認識が変わらないまま新しい条例案を提示しているのか、新たなエビデンスを得たのか?」

倉田「一般書棚で販売されており、これらを読んだ青少年が社会的に許されると誤解し性に対する認知が歪むために規制するもの。当該犯罪を犯すことを目的とするものではないため、因果関係の証明の必要は認めない」

吉田「現行の7条の基準で全て網羅されていて、新しい漫画・アニメのための上乗せ規制の必要はないのではないか」

倉田「青少年の性に対する認知を歪ませるものであっても、性的興奮を行わせ、犯罪を誘発するとは限らないため、新たな基準が必要」

吉田「前は「肯定的に」、今回「賛美又は不当に誇張」となっているが、賛美はともかく、漫画は全て誇張表現ではないのか?」

倉田「読み手である青少年が通常ありうるものと捉え抵抗感を弱めるものを誇張と呼ぶ」

吉田「刑罰法規等に触れる性行為を表現すること自体を規制する懸念があるがどうか」

倉田「あくまで刑罰法規等に触れる性交等、近親相姦の性交等を賛美又は誇張するものがNGで、直ちに対象となるものではなく、啓発漫画などは含まれない」

吉田「8条で著しく社会規範に反するという文言があるが、7条の性犯罪・近親相姦の二種以外の、第三の基準として倫理規制を意図したものではないのか」

倉田「第7条2項に該当するもののうち、と書いてあるんだけど条文読んでる?」

吉田「刑法法規のうち、児童福祉法や淫行条例といった13歳・18歳という年齢で刑罰が決まるものは、架空のキャラクターについてどのような判断をするのか、行政の恣意性が入り歯止めなく拡大すると危惧する」

倉田「登場人物の年齢設定の判断に置いては、年齢設定のほか、服装、所持品、背景その他、年齢を客観的に推定させる描写等から判断する。なお、設定上成人であるという断り書きは、読み手である青少年の性に対する健全な判断能力を損なわせるため、認めない。以上により、行政による恣意的な判断の入る余地はない」

吉田「過去・諸外国など今の日本の法令と異なる現実社会の特定の価値観を今の日本の法令で否定するようなことが許されてはならないがどう考えるか。SFなどの架空の世界設定なら、その設定自身が反社会的で許さないと作家の想像力を縛るようなことが許されてはならないがどう考えるか」

倉田「今の日本で暮らす青少年が、今の日本で行って良いのだと判断を誤るものは、規制する。テーマに照らして通常認められる必要以上に殊更に性交等を描いたものは、規制する。古典文学の漫画化等であっても、それにかこつけて殊更に性交等を描写していれば規制の対象である。これは過去の制度・慣習や、諸外国の文化等を否定するものではない」

吉田「審議会を委員としてよく知っているが、内容を総合的相対的に判断するなどという状態になっていない、即断即決である状況がある。新しい規制の領域に踏み込むのであればこんな審査でわかるわけがないので、そんな審議会の運営では到底認めることが出来ないので従来と運営を変えると約束するのか」

倉田「委員の方々のご意見も伺いながら、審議に必要な時間を十分に確保する」

吉田「手続きも拙速、市民の意見も聞いていない、まったく別の条例案を提示しているにも関わらず当日に提出したのはどういうことか」

倉田「今回の改正案は前回のパブコメ、閉会中の情報交換、各方面からの意見などの積み重ねを踏まえたものであり、改めて意見を募集する必要はない」


吉田「出版業界との意見交換をすべき」

倉田「行っており、さまざまなご意見をお聞きしてきた。販売等の在り方についても忌憚のない意見交換を行って来た。出版社側は自主規制で十分という意見だが、一般書棚で売られている現状と、アウトサイダーの存在を考慮し、規制を行う」

吉田「著しく社会規範に反するという文言について」

倉田「7条2項、「刑罰法規に触れる性交等、婚姻を禁止されている近親者間における性交等」という前提つきだって言ってんだろ」

吉田「条例改正と子育ての在り方について」

倉田「まずもって親の果たす役割が大切であるという指摘はその通りであるが、子供の育つ環境の全てに親の目が行き届くわけではないため、規制が必要」




んー…

民主党…


やはり若干ですが賛成よりになってきている…??


「過去の制度・慣習や、諸外国の文化等を否定するものではない」

…ってありますが、どんな理由にしろ規制するなら否定していることになるでしょう。





吉田「審議会を委員としてよく知っているが、内容を総合的相対的に判断するなどという状態になっていない、即断即決である状況がある。新しい規制の領域に踏み込むのであればこんな審査でわかるわけがないので、そんな審議会の運営では到底認めることが出来ないので従来と運営を変えると約束するのか」

倉田「委員の方々のご意見も伺いながら、審議に必要な時間を十分に確保する」




答えになってねーよ!!(`へ´ ) 


引き続きこの件に関しては書いて行きますよ!

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