KTSニュース

【動画】老夫婦強殺事件初公判で被告が全面否認

2010年11月02日


【動画ニュース】
※動画はパケット定額制を設定の上、ご覧ください。

 鹿児島市で高齢の夫婦が殺害された事件で強盗殺人などの罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が、2日鹿児島地裁で開かれました。被告は「絶対にやっていない」と全面的に否認し無罪を主張しました。

 強盗殺人などの罪に問われているのは鹿児島市三和町の無職・白濵政廣被告です。起訴内容によりますと、白濵被告は去年6月鹿児島市下福元町の住宅に金品を奪う目的で侵入し、この家に住む藏ノ下忠さんと妻のハツエさんを金属製のスコップで殴りつけ殺害したとされています。2日の初公判で白濵被告は「事件現場には1度たりとも行ったことがない。絶対に私はやっていない」と述べ無罪を主張しました。一方の検察側は、鹿児島地検ナンバーツーの江藤次席検事が自ら出廷するという異例の対応です。冒頭陳述では、被害者2人がスコップで繰り返し殴られて殺害されたせい惨な事件だと強調しました。そして「事件現場から採取された指紋やDNAの型が白濵被告と一致した」と述べました。また、動機に関して「白濵被告は事件直前に年金を使い果たしていた」などと指摘しました。一方弁護側は、被害者に恨みを持つ第三者の犯行と主張しました。午後からは現場で鑑識作業を行った警察官の証人尋問が行われ、このなかで被害者2人の遺体の写真が裁判員に示されました。今回の裁判では男性4人と女性2人が裁判員に選任されましたが、遺体の写真を見た裁判員の中には一瞬目をそらしたりため息をつく人もいました。2日の裁判で検察側は「被害者と白濵被告に面識がなかった」と述べ、金品は奪われなかった可能性が高いという見方を示しました。そして、白濵被告と事件を直接結び付ける物証として示されたのは指紋などとDNAだけでした。



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