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爆弾犯はイラク生まれの男か ストックホルム3人死傷

2010年12月13日11時35分

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 【ロンドン=橋本聡】スウェーデンの首都ストックホルム中心部で11日午後5時(日本時間12日午前1時)ごろ、テロと見られる2度の爆発があり、男性1人が死亡、2人が負傷した。地元メディアによると、死亡したのはスウェーデン南部に住んでいた29歳の男で、自爆テロを図ったと見られる。

 最初の爆発はクリスマスの買い物客でにぎわう繁華街で起き、車が爆発、炎上した。約15分後、約300メートル離れた地点で別の爆発があり、現場に倒れていた男がまもなく死亡。この爆発で近くにいた2人が軽傷を負った。地元紙は「死亡した男はパイプ爆弾を運んでいた」と報じた。爆弾6個のうち一つしか爆発しなかったとの情報もあり、起爆に失敗した可能性もある。

 また、英紙ガーディアン(電子版)は英治安情報筋の話として、この男がイラク生まれのスウェーデン人で、2004年ごろまで英国の地方大学でスポーツ理学療法を学んでいたと伝えた。

 一方、車が爆発する約10分前、地元通信社にスウェーデン軍のアフガニスタン駐留を非難する電子メールが届いていた。「イスラム戦士はスウェーデンや欧州との戦いに立ち上がれ」と呼びかけていたという。

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