老人ホームで殺人未遂　入所者の男逮捕

更新時間：2010-12-13 19:10

　１３日昼前、名古屋市内の老人ホームで、入所している男がカマで老人ホームの責任者を殺害しようとしたとして、緊急逮捕された。
　殺人未遂の疑いで緊急逮捕されたのは、天白区の無職の男（７３）。
　警察の調べによると、男は１３日午前１１時すぎ、入所している天白区の老人ホーム「誠和荘」の事務所で、責任者の６２歳の男性に対して「殺してやる」と叫びながら、草刈用のカマを振り下ろした疑いがもたれている。
　切りつけられた男性は、とっさに金属製の定規でカマを防ぎ、ケガはなかった。
　警察によると、男は５か月前に老人ホームに入所していて、事件発生直前には、右手にカマ、左手にノコギリと果物ナイフを持ちながら、事務所で男性と口論になっていたという。
　調べに対し、男は「自分の取り扱いが気に食わなかった」と供述し、容疑を認めているという。警察が詳しい事件の経緯を調べている。