名古屋市の老人ホームで13日昼ごろ、入所中の男が、カマやのこぎりを持って責任者の男性に襲いかかりました。男性は、金属製の定規で身を守って無事でした。

 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、松波省三容疑者(73)です。松波容疑者は午前11時20分ごろ、名古屋市天白区の老人ホーム「誠和荘」の事務室で、右手にカマ、左手にのこぎりと果物ナイフを持ち、責任者の男性(62)を襲いました。警察によると、松波容疑者は「殺してやる」と叫びながらカマを2回振り下ろしましたが、責任者の男性は持っていた金属製の定規で防ぎ、けがはありませんでした。松波容疑者は職員らに取り押さえられ、警察に逮捕されました。松波容疑者は、調べに対して「自分に対する扱いに腹が立った」と話し、カマやのこぎりは施設の倉庫から持ち出したということです。

ページトップへ戻る