市川 海老蔵さん殴打事件 暴走族の元リーダー側が16日に会見へ
フジテレビ系(FNN) 12月13日(月)19時1分配信
歌舞伎俳優・市川 海老蔵さん(33)が暴行を受け重傷を負った事件で、暴走族の元リーダーの弁護士が16日に会見を開くことを明かした。10日に海老蔵さんへの傷害容疑で逮捕された伊藤 リオン容疑者(26)は、「海老蔵さんを殴ったことについては反省している。ただ一方的に自分が因縁をつけて殴ったわけではない」と供述している。
一方で伊藤容疑者は、当時一緒にいた人物などについては、一切話していないという。
こうした中、現場の状況を知る関係者によると、暴行が行われた東京・西麻布の11階の店には2つの個室があり、海老蔵さんはそのうち1つの個室のL字型のソファに座っていたという。
そして、海老蔵さんの横には、暴走族の元リーダー、その横に伊藤容疑者がいたという。
海老蔵さんは、12日に行われた再々聴取でも、これまでの証言を繰り返した。
伊藤容疑者は「殴ったのは自分1人」と供述していて、両者の主張の溝は依然埋まっていない。
こうした中、元リーダーの弁護士は16日に会見を開くと明言した。
元リーダーの代理・本勝也弁護士は11日、「リーダーの方のね代理だから。水曜日までに方針を決めて、木曜日に説明をするという形です」と語った。
けがをしているという元リーダーの被害届の提出も併せて発表するとみられている。
会見のタイミングについて元東京地検公安部長・若狭 勝弁護士は「(元リーダー側は)示談に向けてのカードをちらつかせている。(しかし海老蔵さんが)暴力暴行は加えていないというのが、真相真実だとしたら、そのカードはそれほど強力ではない」と語った。
事件の行方が海老蔵さん復帰へ向けて大きな鍵を握っている。
歌舞伎研究家・喜熨斗 勝氏は「(早期決着の場合)一番早い(復帰は)2011年5月の園菊祭。ただ、2月中にはすっきりしていないと、5月の公演には間に合わない。もしこれに間に合わないとなると、次のチャンスは2011年末の顔見世。ちょうど1年でここから再スタート」と語った。
最終更新:12月13日(月)19時1分