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裁判員“公正な立場で判断”

12月10日 16時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

判決のあと、裁判員を務めた6人全員と補充裁判員を務めた2人が、午後1時前から鹿児島地方裁判所で記者会見しました。この中で無罪の結論について、ほとんどの人が「判決のとおりです」とだけ答え、男性の1人は「遺族にとっては、つらい結果だったかもしれないが、公正な立場で判断しました。『疑わしきは被告人の利益に』とあるので、こういう判断になったと思います」と話しました。

法廷での証人尋問や被告人質問で、裁判員から直接、質問が出なかったことについては、「デリケートな事件なので裁判官に任せました」とか「質問するにはことばが難しいので、慣れている方に話してもらったほうが伝わりやすいと思いました」などと答えました。また裁判員裁判で最も長い、40日間の日程について、ある裁判員は「40日間つらかったが、職場の協力がありよかった。今回の事件に関しては妥当な日数だったのでは」と感想を述べ、補充裁判員を務めた30代の男性は「この裁判をやってみて大変だったが実際に選ばれて本当によかったと思います。事件のことを思い返して眠れない日もありましたが、いろいろなことを考えたりして、人間的にも大きくなったと思います」と話していました。