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全日空がつくる格安航空、本社は関空へ

2010年12月11日16時14分

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 全日本空輸が設立する格安航空会社(LCC)の本社が関西空港島に置かれる見通しとなった。関空のビルには空き室も目立ち、関西国際空港会社の業績にも好影響を与えそうだ。関係者が10日、明らかにした。

 全日空は来年1月上旬にもLCCを正式に設立し、社名や新社長、人員などの体制を発表する。このうち、本社について東京都内での設置も検討したが、効率的に業務をこなしてコスト削減を図るために空港内に置いた方がいいと判断したとみられる。現在、賃貸料や使用面積について関空会社と交渉に入っている。

 関空会社は、LCC専用のターミナルを2期島内に建設する予定。このためLCCの本社も2期島に近い1期島の北側のビルで調整しているとみられる。

 全日空によると、2011年度の後半に関空を拠点とした路線網でスタート。当初は小型機5機ほどで始め、14年ごろには15〜20機を使い、年間約600万人の利用客を見込んでいる。本社機能も就航路線や便数と共に拡充していく方針だ。

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